ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ48回目。
今回も
ちょっとした小技記事からの練習メニューです。
前回のちょっとした小技は、カントリーグリップ/ロックグリップを利用した運指強化/左手ストレッチという内容でした。
これを利用し、左手の運指(主にストレッチ)強化に役立ててみようという内容になります。
弾く内容としては極簡単なものです。
ただしこれを少々特別な方法で弾いて行きます。
”特別な”と言っても、カントリーグリップマスターの方ならば自然と行っている事かもしれません。
先ず、六弦部分の押弦は、カントリーグリップの利点を生かし、親指で押弦します。
残りの五弦部分。これは普段通りの運指、中指、薬指、小指という感じで押弦して行きます。
あまりカントリーグリップに縁のないという方にとっては、親指での押弦はやり難いと感じるものかもしれません。
初めは弦がビビってしまったり、上手く音が鳴らなかったりするかもしれませんが、徐々にコツがつかめるようになっていくと思われます。
親指での押弦は、こういった場面だけでなくフルコードを押さえる場面でも活用が見込めます。
少しずつ練習しておいても損は無いと思います。
そして親指押弦から続く五弦部分の運指ですが、この時出来る限り親指を六弦ミュート状態でキープしながら五弦部分の運指を行ってみて下さい。
すると、薬指→小指と行くほど若干押弦が厳しいと感じると思います。
もちろんこれは、左手の柔軟性が求められる課題であるからなのですが、つまりは良いストレッチ運動となるという事です。
押弦・運指という行為を考えてみると、実際に弦を押さえる動きや目的の場所まで指を移動させる動きの習熟が必要で、例えそれらの力が十分にあっても、筋や腱が固く柔軟性が足りなければその動きを阻害してしまいます。
上記の様な少し特殊な手の使い方をすると、多くの場合訓練が必要な指、薬指や小指部分の柔軟性向上に効果が見込めます。
ストレッチ・柔軟トレーニングですので無理は禁物。
ゆっくり、丁寧に、無理せず続ける事が大切です。
あまりに厳しい様ならば、六弦部分の親指を少し緩めてやるだけで多少楽になります。
徐々にしっかりした親指ミュート状態でも薬指や小指が動かせる様に、更にはもう少し指を開く必要が生まれるローフレットでも同じように演奏出来るように訓練して行くと良いと思います。
今まで散々薬指や小指のトレーニングをしてきたがなかなか上手く動かせないという場合には、こうしたストレッチトレーニングを同時に行う事で問題を克服していけるかもしれません。
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