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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ちょっとした小技29

 知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。


 今回は、今や定番となった大人気コーティング弦「Erixir」についてのお話。


 熱心に練習を重ねれば、あっという間に交換が必要になるのがエレキギター弦。

 しかし、そんなあたりまえの常識を打ち破ったコーティング弦の登場が、愛好家を頻繁なギター弦交換の煩わしさから解放してくれました。

Elixir エリクサー エレキギター弦 #12002 NANOWEB Super Light .009-.042 【国内正規品】




 1997年のNAMMショーで登場したErixirコーティッドワウンド弦。

 日本ゴア株式会社の製造するこのブランド弦は、今や長寿命コーティング弦の代表格として広く知られております。


 ところで、このErixirギターストリングス。二種類あるのをご存知でしょうか?

 一つは、NANO WEB - ultra thin coating。

 もう一つは、POLY WEB - original coatingです。


 先ず前提として、これら双方の違いは、Erixir”コーティッドワウンド”弦という言葉から分かりますように、ワウンド弦(巻き弦)に対するコーティングの差異という事となります。

Elixir エリクサー エレキギター弦 #12002 NANOWEB Super Light .009-.042 【国内正規品】




 NANO WEBの方は、超極薄のコーティングが施された製品。

 通常のコーティングなしの弦に近いブライトなサウンド、手触りを目指して作られています。

 とは言う物の、極薄とは言えコーティングされている弦ですので、多少つるつるとした手触りである事は確かです。

 普段からスピードフィンガー等の潤滑剤を使っていると言う方には、気にならない程度であるとは思いますが。


 NANOWEBは極薄コーティングながら、”音質”(←重要)が3倍~5倍は長持ちすると公式に記載されております。


 音質と言うものは、どの程度までが許容範囲かという個人差が含まれる要素ですので、この3倍~5倍という数値が何処まで正確かというのは難しい所です。


 が、”音質を度外視した場合”、その寿命は従来品に比べ恐ろしく長寿命であると言えます。


 私が普段、Erixir弦を愛用するのも、この音質を度外視した長寿命であるからに他なりません。

 何より、弦が錆び難いという点が魅力なのであります。


 さて、もう一つのErixir、POLY WEB。

Elixir エリクサー エレキギター弦 #12050 POLYWEB Light .010-.046 【国内正規品】




 オリジナルコーティングされたこちらは、NANO WEBよりもコーティングが厚め。そして、流通しているゲージの種類が少ないです。

 コーティングが厚いだけに、巻き弦が若干白っぽくも見えます。


 サウンド的にもやや落ち着いた印象になり、フィンガーノイズもより出難い製品です。

 フィンガーノイズが出難い(=滑りが良い)という事で、新品状態ではピッキングした際のフィーリングにも差が感じられるかもしれません。

 更に、厚めのコーティングの分だけ、少しゲージが太く感じる方もいらっしゃると思います。


 ”音質”的寿命は3倍~5倍とNANO WEB同様の数値が提示されております。

 しかし、音質を度外視すれば、厚めのコーティングであるPOLY WEBの方がより錆び難い(巻き弦のコーティングが剥がれ難い)弦だと考えられます。



 さてこのNANO WEBとPOLY WEB。変動はあるものの価格的には双方にそれ程差はありません。

 なら、音質抜きに考えれば、厚めのコーディングであるPOLY WEBの方が得な気がするではないかと思ってしまいますが、そうとも言いきれません。


 初めに申しました様に、NANO WEBとPOLY WEB両コーティングは、ワウンド弦(巻き弦)に対するコーティングの差異。

 どちらもプレーン弦は、特殊な耐腐蝕加工を施したAnti-Rust弦です。

 低音弦側ワウンド弦の錆が気にならなくとも、やはり先に高音弦側プレーン弦が寿命を来してしまいます。

 結果的にNANO WEBとPOLY WEB、寿命に差があるとはあまり感じられないといった意見に繋がっているのではないかと推測出来ます。

 個人的には、やはり厚めのコーティングがされたPOLY WEBの方が”巻き弦”は長寿命であると感じます。



 余談ですが、一時期プレーン弦がAnti-Rust弦では無い、通常弦のErixirセット弦が流通した事があります。

 その分、価格はちょっとお安め。

 ですが、結果は見るも明らか、ワウンド弦はピカピカなのに、プレーン弦だけあっという間に錆びる事に。

 プレーン弦だけを交換し長寿命なワウンド弦を使いまわすと言った使い方が想定されてのセットだったのでしょうか?

 それとも、ある時期Anti-Rust弦の製造が追いつかなかっただけなのでしょうか?

 あれ以来、通常弦とのセットは見かけなくなりましたので、理由は今もって良く分かりません。


 そんな二種類のコーティング弦、NANO WEBとPOLY WEB。

 低音弦の手触りや音質で選ぶのも一つですが、勿体ながり屋の私はバラのプレーン弦が余っているときにはPOLY WEBを利用したりしています。

 Anti-Rust弦が寿命を来したら、プレーン弦だけ通常の弦に交換し、巻き弦は流用といった使い方です。

 いっぺんに交換した方が気持ちが良いのは確かですが、主に練習用にErixirを活用している身としてはこれで十分です。


 数か月使っても、まだ使えそう・・・切るのが勿体ない・・・なんて思ってしまう事もあるErixirの巻き弦。

 願わくば、Anti-Rust弦よりももっと超長寿命のプレーン弦を開発して欲しいなんて思ってしまいますが、贅沢過ぎる要望ですかね。





Elixir / NANOWEB with ANTI-RUST #12052 Light 10-46 "2set"




楽器総合小売店の石橋楽器!
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