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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強91

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その91。


TAB448.jpg

 以前、ペンタトニックスケールの変化形として、こんなブルーノートが含まれたスケール(ブルースペンタトニックスケール)を取り上げた事があります。

 上記の場合には、Aマイナーペンタトニックにブルーノート(♭5)が追加された形です。


 しかし本来のブルーノートスケールと呼ばれるものは、もっと音数の多いものであります。


TAB447.jpg

 Cメジャースケールを基本に考えてみますと、Cメジャースケールにさらに♭3(E♭)、♭5(G♭)、♭7(B♭)の3つのブルーノートを加えた音階です。

 実際にこのスケールを弾いていただくと、追加された3音が物悲しい雰囲気かもしだす実に良い仕事をする音程であるというのがお分かり頂けるかと思います。


 しかしながら、これら全ての音程を実際に使用するというのはなかなか大変。

 第一、一オクターブの間に入る音数がかなり多くなってしまいます。

 もちろん、音楽演奏をする際にスケール上の全ての音を使用しなければならないルールはありませんので、必要だと思う場面で活用すれば良いだけの事であります。


TAB449.jpg

 さて、最初に出て来ましたブルースペンタトニックスケールに戻りますが、上記の場合ではAマイナーペンタトニックに♭5にあたるブルーノート1音のみが加えれた形となっています。

 先ほどのCメジャー基準のブルーノートスケールと比較(※)して頂ければお分かりの様に、♭3や♭7に該当するブルーノートも追加出来ますが、ここではあえて効果的な♭5のみを利用しています。

 元々シンプルなペンタトニックスケールですので、あまり音数を増やさずにブルースのフィーリングを取り入れられる、非常によく使われる形/スケールです。


 ※ Cメジャーペンタトニック=Aマイナーペンタトニック


TAB450.jpg

 同じようにCメジャーペンタトニックスケールの場合には、こんな形が良く使われます。

 こちらはメジャーペンタトニックに♭3音程を加えた形です。


 しかし、基本のブルーノートスケールを知っていれば、この形だけではなく他の形でも良いという考え方も当然出来る訳です。

 場合によっては♭5や♭7を足したスケールに変えても面白いと思います。

 (逆に言えば、何故上記の形が良く使われるのか→よりブルースっぽい物悲しい雰囲気が出るからであります)

 
 ついでに、音数の多いブルーノートスケールは、スケール練習素材としても優秀だと思います。


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ギタリストのお勉強90

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その90。


 随分前の回でメロディーやフレーズのターゲットとなる音程を直接弾くのではなく、他の音程からアプローチを行う”アプローチノート”という考え方を取り上げましたが、今回はその続き。

 アプローチノートはどこまで許されるのか?というテーマで行ってみたいと思います。


TAB439.jpg

 まず用意しましたのは、何ということはない”ドレミファソ”。

 これをインパクトある聞こえ方にする為、やりすぎな位にアプローチノートを足してみます。


 以前の回でご説明しました通り、アプローチノートに使われる音程は”調性に含まれる音である必要は無く”、”和音と協和している必要もありません”。

 基本的にターゲットである音程が強迫上にあれば、あとは自由な音程をターゲットノートとして付加出来る事となります。


TAB440.jpg

 すなわち、この様にターゲットノートが複数、また連続して現れる形になっても良いという事になります。

 ここまでくると最早意味不明な感じの譜面でありますが、アプローチノートのターゲットとなる”ドレミファソ”に動きはありません。


TAB441.jpg

 ターゲットである”ドレミファソ”の間に挿入された各音程が、全てターゲットへと向かうアプローチノートという事となります。

 どれもクロマチックなノートですので、ここに例えどんな和音が設定されていたとしても協和は難しいでしょう。

 実際に少し弾いて頂ければお分かり頂けると思いますが、メロディやフレーズとしても微妙(奇妙?)。

 しかし、最初のごく単純な”ドレミファソ”に比べれば、かなりインパクトは生まれたと思います。


 それにしてもこんなに滅茶苦茶で良いのか?

 そう思われるのが普通だと思いますが、これぞアプローチノートという考え方が生み出す自由さなのです。


 音楽にはルールや決まりがあり、そこから外れれば良くない結果を生む。

 それがごく自然な考え方と言えますが、アプローチノートという考え方の前では上記の様な無理も通ってしまうのです。


 現に上記の譜面の場合には、ターゲットとなる音程に動きは無く、もちろん強迫上にある音程のままであります。

 その重要な音程に向かうアプローチの仕方が変わっただけ。

 決して、元のメロディやフレーズを破壊してしまった訳ではないのです。


 基本、アプローチノートは強迫以外、短い音価で。という最低限のルールはありますが、こうした考え方を知っておく事で、改めて音楽(フレーズ)の表現は自由なんだと考える事が出来るのかもしれません。


 ですが、一応。

 上記例の様に闇雲にアプローチノートを足しても大抵良い結果は生み出さないでしょう。

 どこに、どんな音程のアプローチノートを足すか。作曲するのと同様にセンスが求められる筈です。

 自由である事こそ本当は難しいと言うのが良くわかる考え方だと思います。


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ギタリストのお勉強89

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その89。


 今回は、リズム的な概念シンコペーション(/アンティシペーション)についてです。

 以前、ちょっとした小技でも取り上げた事があるシンコペーションですが、そもそもシンコペーションとは何だ?という方には少々判りにくい内容だったと思いますので、今一度この概念について見直してみようと思います。


 まず、シンコペーションの基本的な形。


TAB433.jpg


 簡単に言うとシンコペーションとは、強拍以外の音を伸ばすなどしてアクセントとし、リズムに変化を与える事であります。

 つまり、上記の場合ですと、下の図の赤丸がシンコペーション。

 頭ではなく裏拍にアクセントが来るので、これだけでかなりリズムの印象が変わります。


TAB434.jpg

 また、強拍以外の音を伸ばすだけがシンコペーションではありません。

 この様に休符を入れて演奏しない状態もまたシンコペーションと言えます。


TAB435.jpg

 正確にはアンティシペーションと分類されるこの様な形態もロックなどではまとめてシンコペーションと言われる事も多いです。

 メロディやフレーズの頭が前小節に突っ込む形。

 いろいろな場面で多用されている形であると思います。


 さて、このシンコペーション(/アンティシペーション)をギター演奏する上でどう扱うか?という話になりますが、リズム的にアクセントが欲しい場面で非常に有効な方法となります。


 ギターフレーズやコードストロークにこの考え方を活用すれば、それだけで面白味のある伴奏が出来上がるかもしれません。


 もちろん、良いメロディが思い浮かばないという場合にも、ほんの少しシンコペーションを意識するだけで、メロディの印象が大きく変わる事もあるでしょう。

 シンコペーションという考え方は、リズム楽器のみに有効な方法ではなく、様々な楽器演奏において効果的な手法なのであります。


 フレーズを作ってみたが何かつまらない。

 メロディを書いてみたがどこか単調。

 そこに少しシンコペーションを加えてみると、それだけで大変魅力的なものに変わる可能性があるのです。


 もちろん、シンコペーションばかりを意識し過ぎるのもズッコケた感じになってしまいますが、困ったときにはこうしたリズムの変化を試してみると良いかと思います。


Electro-Harmonix Ram’s Head Big Muff Pi ラムズヘッド ビッグマフ パイ




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