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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強98

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その98。


 今回は、あまり見かけはしないもののこんな和音も存在しますというお話です。

 和音の性格を決定する3度音程が根音からみて4度へと変化した形、”sus4”(四度係留)は意外と見かけるものですが、その3度音程が逆に2度音程へと下がったパターンもあります。


TAB480.jpg

 すなわち”sus2”。

 上記の場合、Csus2の構成音は”C”、”D”、”G”。

 楽譜を見ての通り、ルート音の上に長2度であるD音がすぐ来てしまいますので、和音の響きという点ではあまり美しいものではないというのがお分かり頂けるかと思います。

 響きの美しさというよりも重みがあり迫力のある和音だと言えます。


TAB481.jpg

 根音から見て2度関係の”D”音を1オクターブ上に転回してみましょう。

 するとこんな形になります。

 丁度、C+Gのパワーコードの上に、さらにG+Dのパワーコードが乗った様な姿。

 この状態をみれば、sus2という少々特殊な和音が迫力ある響きになるのではないかというのが想像出来ると思います。


TAB479.jpg

 D音をオクターブ上へと転回した形を見て、既に気づかれた方も多いと思いますが、1オクターブ上のD音はすなわち、根音から見て長9度音程です。

 となると、sus2に含まれるD音自体は、C+E+Gの長三和音の上に長9度を付加した形のC(add9)やC7(add9)などに利用されている音程だという見方も出来ます。

 こうして考えれば、C+D+Gという音程の組み合わせが、左程無理あるものではないという事もお分かり頂けるでしょう。


 しかしご承知のとおり、sus2という和音には和音の性質を決定付ける要素が含まれていませんので、使われ方としては限定的です。

 ですが、ハードなディストーションギターなど、迫力ある響きが欲しい時などには意外と重宝する和音なのかもしれません。


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ギタリストのお勉強97

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その97。


 今回は少し変わった形の4和音についてです。


Svv000.jpg

 最もシンプルな4和音の形を考えてみた場合、まず思い浮かぶのがこの4パターンだと思います。

 ”メジャー”トライアドor”マイナー”トライアドに対し、長7度を付加するか、短7度を付加するか。

 それによりコードネームにも違いが生まれ、メジャートライアドに長7度を付加すればメジャーセブンス、短7度を付加すればセブンス(ドミナントセブンス)となり、当然和音の響きや和音機能に違いも生まれたりする訳です。


 さて、この7度音程を加える4和音に他のパターンは無いのか?と言いますと他にも色々あるものでして。

 実は知らない間に結構見かけているものもあるものです。


Svv001.jpg

 それがこちらの”マイナーセブンスフラッテッドフィフスコード”。

 日本語に直すと”減五短七和音”と余計に分かり辛くなってしまう様な名のこのコードは、意外と目にする機会の多い4和音であります。


 一応、Cm7-5の構成音は、”C”、”D♯”、”F♯”、”A♯”。

 仮に、構成音を全て半音下げた状態を考えてみると、その構成は”B”、”D”、”F”、”A”。

 そうです、ハ長調ダイアトニックコードに含まれる”Bm7-5”であります。


 もっとも、ギターでコードを弾くには少々大変な和音ですので、省略されてしまう事が多いのかもしれませんが、意外と遭遇する機会のある少し変わった形の4和音であります。


Svv002.jpg

 m7-5コードから、さらに4和音目を半音下げるとdim7コードになります。

 ”A”音を付加するという事は、6コード(6♭5)じゃないのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、一応”減7度”を加えた形と考えられます。


 4つの構成音、全ての音程関係が短3度というかなり変わった4和音でありますが、実はこれもダイアトニックコードの中に出てきます。


Svv003.jpg

 dim7コードはハーモニックマイナースケールの7番目のダイアトニックコードとして登場する4和音です。

 Cハーモニックマイナースケールで考えてみますと、Bdim7(※)がスケール上に現れます。

 ※ Bdim7 = B,D,F,G♯


 これもまた、気づかない間に触れていたりする少し変わった4和音だと思います。


 構成音程だけを考えると非常にややこしいこれらの4和音ですが、実際に聞いてみると意外な程違いが感じられるものだと思います。

 いろいろ聞き比べるだけでもその面白さを感じられると思います。


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ギタリストのお勉強96

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その96。


 今回は、ロックギターからは少し離れてしまう楽典知識かもしれませんが、世の中にはこんな和音も存在するという雑学的な話題です。


 前回とりあげました”空虚五度”という音の組み合わせが原始的な和音であると考えるならば、(時代時代の流行り廃りはあれど)近代になればなる程、和音は複雑化していったものであります。

 現在、基礎的な和音として扱われている三和音主体の時代から、ジャズなどの柔軟な音楽解釈の元使われる様になっていった四和音など。

 音楽理論や解釈が拡大されていくに伴い、(構成音程の多い)複雑な和音が使われる様になってきました。


 そんな近代・現代音楽において、和音はどこまで複雑になったのか。

 それを示す有名な和音がロシアの作曲家「アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)」により生み出された神秘和音と呼ばれるものです。


TAB472.jpg

 ルート(根音)はCという例になりますが、譜面を見た限りではこれが和音として成立しているとは到底思えない様な音列です。

 しかし、これを実際に鳴らしてみると、まさに神秘的な響きを齎すのですから不思議です。


 一応、和音構成を確認しておきますと、

 ルートであるC音に増四度(F♯)、短七度(A♯)、(オクターブ上)長三度(E)、長六度(A)、(さらにオクターブ上)長二度(D)という音程が順番に並んでおります。


TAB473.jpg

 ギターコードとして押さえるには少々難儀な神秘和音ですが、一音一音追っていく様に弾くのならば容易い筈です。

 こうすれば、この複雑な和音の神秘的な響きが理解し易いと思います。


 理論的な和音機能などよりも響きを重視して生み出されたとされるこうした複雑な和音。

 理論に縛られる事のない自由な発想により生まれたこんな和音が存在するのも音楽の面白く奥深いところだと思います。


ストラヴィンスキー:火の鳥/スクリャービン:プロメテウス




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