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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強88

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その88。


 今回は、主にクラシック音楽で登場するちょっと変わった和音のお話。

 ロックギターでも使われるコードの中には、解釈の仕方によって捉え方(コードネーム)が変わるという事もありますが、多くの場合とんでもなく珍しいパターン(構成音)である訳ではありません。

 では、良くあるメジャー/マイナーだの、セブンス/シックススなどの他に和音は成立しないのか?というとそんな事もないのです。


 クラシック音楽では、多種の「増6の和音」が登場したりします。

 オーギュメント(増5)があるのだから、不思議ではないと言えばそうかもしれません。


TAB430.jpg

 増6の音程関係というと、Cから見てA♯/B♭という事になります。


 ここで、増6と言っても結局短7を加えた7thコードじゃないか?と考えてしまう所ですが、コード機能も全く別の「増6の和音」というものが存在します。


TAB428.jpg

 「増6の和音」として有名なのがこの三つ。(一応キーはC or Cm)

 ”イタリアの増6”、”フランスの増6”、”ドイツの増6”などと呼ばれているものです。

 何故各国の名が付いているのかについては諸説あるそうでして、私も詳しくは知りません。


 とにかく見ているだけで頭の痛くなりそうな和音でありますが、実際に鳴らしてみると意外と良い響きをしてくれます。


 イタリアの増6が最も単純な形で、ボトムであるA♭から見た3度(C音)が重複して含まれているのが特徴。+F♯音。

 フランスの増6は、重複したC音を一つ増4度(D音)とした形。

 ドイツの増6は、重複したC音の一つを完全5度(D♯)へと変化させた形になっています。


 しかし、これをギターコードとして押さえるのはなかなか大変であります。


TAB429.jpg

 そこで、何とかギターに取り入れてみようとアルペジオ的にしたのがこちら。


 Fmから続くA♭m7の部分が増6(A♭⇔F♯が増6関係)を含む部分です。

 増6の和音は多くの場合ドミナントコードへとアプローチする目的で使用されます。

 性格としてはセカンダリー・ドミナントと同じ働きを持つ和音と言えます。


 「増6の和音」とはロック畑の人間にはちょっと聞きなれない和音かもしれませんが、もしかしたら感覚的に自然とフレーズなどに取り入れている場合もあると思います。

 また、何か新しいアイディアを探している時には、こうした少し変わった和音が良い刺激になるかもしれません。


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ギタリストのお勉強87

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その87。


 今回は”変化の少ないコードチェンジを活用する”その方法と考え方についてです。


TAB423.jpg

 まずこんなコード進行があったとします。

 キーはC。

 和音機能的にみると、サブドミナント(の代理)である”D”からドミナント”G”へと移行する良くある形(II→V)です。


 このままでも何ら問題なさそうな進行でありますが、何か物足りない。

 そうした場合どう手を加えたら良いでしょうか?


TAB420.jpg

 まず思いつくのは単純に一手加える方法。

 サブドミナントの代理である”D”と同じ機能を持つサブドミナント”F”を同じ小節内に挿入してやるという、実に簡単かつ(和音変化を感じられる)効果的な方法です。

 コード進行自体”D→G”だったものが”D→F→G”へと変化しているのですから印象が変わるのも当たりまえなのですが。


 しかし、時にはそこまで大きな変化を必要としてない場合もある筈です。

 それでも、元のままではどこか不満という場合にどうするか?というのが今回の問題です。


TAB421.jpg

 そこで効果を発揮する考え方というのが、”変化の少ない”コードチェンジ。

 コードチェンジといってもコードネーム自体に変化はありません。

 よって、コード機能にも変化なし。


 上記の場合にはDコードのルート音程はそのまま。

 上声のみを変化させたコードを挿入しています。


 要するにルートを変えない転回系を利用しているという事であります。


 実際に弾いてみて頂くとよくお分かり頂けると思いますが、ルートも変わらずコードネームも変わらない和音同士でも上声が変化するとかなり聞こえ方に変化が感じられると思います。


TAB422.jpg

 同様にルートを含めた単純な転回系。

 これを利用することでも単純なコード進行に変化/アクセントを付ける事が可能です。


 何か物足りないと感じてしまうと兎角一手加えたり分散和音にしてみたり。

 または複雑なフレーズを・・・などと考えてしまいがちだとは思いますが、こんな単純な方法でも伴奏に変化を与える事が可能になります。

 時にはバッサリ切り捨てる方が効果的な場合も(多々?)ありますが、こんな微妙な変化を利用するとより理想的なギター伴奏が生み出せる場合があるかと思います。


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ギタリストのお勉強86

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その86。


 今回は、和音構成音で見られる”音の指向性”のお話。

 音の指向性とは、その音が次に何処へ(どの音程へ)向かいたがっているか?という事です。


SK000.jpg

 これを理解する上で利用しますのが、お馴染みドミナントセブンスコード。

 ドミナントセブンスコードと言えば、ドミナントモーションを起こすのに必要な大変重要な和音であります。


 さてここで。

 何故、ドミナントモーションは起きるのか?と考えてみましょう。


 急にそんな風に問われましても、「そういう物だから」と答えたくもなりますが、これにもちゃんとした理屈があります。

 その理由を知るのに必要なのが音の指向性という訳であります。


SK001.jpg

 ドミナントモーションを起こす上で大変重要な役割を担うのが、3度音程と7度音程(G7の場合にはB音・F音)二つの関係がトライトーン(三全音)であるというのは以前ご説明した通りです。

 今回もこの2音に注目します。


 そもそも、和音の中で音の指向性を強く発揮させる構成音は、3度と7度なのです。

 和音の性質を決定づける構成音であるからこそ、次に何処へ向かうかという強い指向性を発揮するのであります。

 従いまして、ルートや5度には強い指向性は現れません。

 (ただし、オーギュメントなど増5度がその和音の性質を決定づける様な場合には、5度音程にも指向性は現れます。)


 では、この場合の音の指向性はどうなるかと言いますと、3度音程であるB音は半音上行する指向性を持っています。

 7度音程F音はと言いますと、逆に半音下行(※)する指向性を示します。


 ※ 長調の場合


SK002.jpg

 3度・7度がそれぞれ指向性に従い動くとこうなります。

 この2音だけで既にCメジャーコードのルートと3度音が現れる事となります。

 (ハ長調における基本的なドミナントモーション/G7→C)


 和音構成音が進みたい方向に進んだ結果、指向性が解決される。

 すなわちこれがドミナントモーション(ドミナントの解決)であります。


 先ほども申しました様に、これらの指向性は単音では発揮されません。

 音階全体で見た場合(スケール)にも音の指向性が現れたりもしますが、全て複数の音が絡み合う事で生まれる現象であります。


 その音の集合体(に含まれるある音程)は、今どこへ向かいたがっているのか?

 そこに耳を傾け、音楽を聴いたり(感じたり)、また創作してみるとまた少し違った発見があるかもしれません。


かっこいいコード進行108




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