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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強86

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その86。


 今回は、和音構成音で見られる”音の指向性”のお話。

 音の指向性とは、その音が次に何処へ(どの音程へ)向かいたがっているか?という事です。


SK000.jpg

 これを理解する上で利用しますのが、お馴染みドミナントセブンスコード。

 ドミナントセブンスコードと言えば、ドミナントモーションを起こすのに必要な大変重要な和音であります。


 さてここで。

 何故、ドミナントモーションは起きるのか?と考えてみましょう。


 急にそんな風に問われましても、「そういう物だから」と答えたくもなりますが、これにもちゃんとした理屈があります。

 その理由を知るのに必要なのが音の指向性という訳であります。


SK001.jpg

 ドミナントモーションを起こす上で大変重要な役割を担うのが、3度音程と7度音程(G7の場合にはB音・F音)二つの関係がトライトーン(三全音)であるというのは以前ご説明した通りです。

 今回もこの2音に注目します。


 そもそも、和音の中で音の指向性を強く発揮させる構成音は、3度と7度なのです。

 和音の性質を決定づける構成音であるからこそ、次に何処へ向かうかという強い指向性を発揮するのであります。

 従いまして、ルートや5度には強い指向性は現れません。

 (ただし、オーギュメントなど増5度がその和音の性質を決定づける様な場合には、5度音程にも指向性は現れます。)


 では、この場合の音の指向性はどうなるかと言いますと、3度音程であるB音は半音上行する指向性を持っています。

 7度音程F音はと言いますと、逆に半音下行(※)する指向性を示します。


 ※ 長調の場合


SK002.jpg

 3度・7度がそれぞれ指向性に従い動くとこうなります。

 この2音だけで既にCメジャーコードのルートと3度音が現れる事となります。

 (ハ長調における基本的なドミナントモーション/G7→C)


 和音構成音が進みたい方向に進んだ結果、指向性が解決される。

 すなわちこれがドミナントモーション(ドミナントの解決)であります。


 先ほども申しました様に、これらの指向性は単音では発揮されません。

 音階全体で見た場合(スケール)にも音の指向性が現れたりもしますが、全て複数の音が絡み合う事で生まれる現象であります。


 その音の集合体(に含まれるある音程)は、今どこへ向かいたがっているのか?

 そこに耳を傾け、音楽を聴いたり(感じたり)、また創作してみるとまた少し違った発見があるかもしれません。


かっこいいコード進行108



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ギタリストのお勉強85

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その85。


 前回に引き続き、音階上のダイアトニックコードとして現れる”4和音”についての一考察。

 今回は6(シックス)コードです。


c61.jpg

 おさらいしておきますと、シックスコードはメジャートライアドに長6度が付加された形の4和音です。

 仮にCをルートとするC6ならば、その構成音はC、E、G、Aとなります。


 さて、前回やってみたのと同じように、このC6からルート音を省いてみますが…


c62.jpg

 残るのはE、G、Aの3音。

 メジャー/マイナー各4和音の時の様に残った3音だけではコードとして成立しません。


 以前、シックスコードの構成音だけを見れば(転回すると)m7コードになるという話をしました。

 なので、無理に残った3音を転回してみますが、出来上がるのはAをルートとしたm7の3度が無い形。

 コードの性質を決定づける3度が存在しないという事でやはり和音としては不備がある形にしかなりません。


 つまりこれはどういう事かと申しますと、シックスコードは省略が出来ないという事であります。

 仮に、C6の5度音程であるG音を省略してしまうと、残る構成音はC、E、A。

 これは転回すれば即ちAmです。


c63.jpg

 従いまして、mやm7となるべく区別が付くよう演奏しようとする訳ですが、これがギターではなかなか難しいです。

 ルートを低音に、シックスコードらしさを出す為にA音を目立ちやすい高音へ持っていこうとすると、なかなか厳しいコードフォームが求められます。

 ルートを低音で鳴らす事を諦めて、1~4弦5フレットのセーハという形に省略も可能なのですが、そうすると一気にマイナー感が出てしまいます。

 元々構成音が同じなのですから当たり前と言えば当たり前。

 この様に(メジャー)シックスコードとは非常に微妙な4和音なのです。


 その聞こえ方の違いに拘りなるべくシックスコードとして扱うか、それともm7の異名同和音として扱うか。

 扱いの難しい4和音であります。


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ギタリストのお勉強84

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その84。


 今回は音階上のダイアトニックコードとして現れる”4和音”についての一考察です。


 以前、似通った響きの和音だと言う事を確認する為に、4和音のルートを省いた形を考えてみたことがありますが、今回はその似通った和音という点を少し見方を変えて考えてみたいと思います。

 例によって分かり易く、ハ長調を例に話を進めてみたいと思います。


c41.jpg

 ハ長調の主音”C”を根音とする4和音のダイアトニックコードはCM7。

 ご存じ、転回するとCとBという半音違いの音程が含まれるという少し変わった和音であります。


 ここで、仮にルート音のCを省いたとしますと、残るのはE音を根音としたEm。


 こうして考えますと、Cを根音としたメジャートライアドとEから始まるマイナートライアドが絡み合って構成されている和音だというのが分かります。


c42.jpg

 同じようにハ長調ダイアトニックコードでメジャーセブンスが出来上がる根音はF。


 こちらも根音を省いて考えると、残るのはAmとマイナートライアドだと言う事が確認出来ます。


c43.jpg

 残るメジャーコードは、Gを根音としたG7。


 こちらの場合、根音を省くと残るのはBm-5と少々特殊なトライアドが残るのが分かります。

 こうして見ましてもGを根音とする4和音は、ハ長調ダイアトニックコードの中でドミナントモーションを起こす唯一特殊な和音であると言う事が改めて感じられると思います。


c44.jpg

 では、他のマイナー系4和音はどうなるかと言いますと、それぞれのm7コードのルートを省くと残るのは決まってメジャートライアドになっています。


 とにかく4和音というのは響きが難しいと思っている方も結構いらっしゃると思うのですが、こうして考えますとメジャートライアドとマイナートライアドが一つのコード内に混在しているというのが分かりますから、(響きが)難しいと感じるのもごく普通の感覚なのかもしれません。


 また、4和音の性質を決めるのは3度と7度という考え方に基づけば、ルート+3度+7度の5度を省いた形が効果的だというのも頷けるかと思います。

 (4和音から5度を省いた形からさらにルートを省くと残るのはメジャーもマイナーも無い5度コードになります※注。よって5度抜きの4和音は雰囲気を残しつつもすっきりとした響きに聞こえるはずです。)

 ※ ドミナントセブンス(ハ長調=G7)は5度ではなく♭5になります。


c45.jpg

 さて、ちなみに。

 最後に残ったBをルートとする4和音。Bm7-5から同じようにルートを省くと残るのはDm。

 マイナー系+マイナー系というやはり最後まで仲間はずれな感じのする和音であります。


 長調のダイアトニックコードの中でも特に変わった存在であるというのは、こうして見ても同じであります。


ギター・マガジン 2020年4月号




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