本日は不定期記事「おっさんの戯言」。

先週の”ちょっとした小技”の中で少々”シャッフル”リズムについて触れましたが、ブルースから派生していったと言われるロックミュージックにも実はこのシャッフルリズムが使われている名曲なんていうものが多々あります。

それこそ、KISSの「Detroit Rock City」などの相当有名な曲もシャッフルな訳です。
特に、ギターを始めたばかりの方は、格好良いと感じた曲をコピーしてみようと思ったが、何故か上手く行かない。
何故だと思ったら、シャッフルだった。
そんな事もあるのではないかと思います。
という事で今回の戯言では、幾つかの”シャッフルリズムが格好良い”ロックミュージックを取り上げてみたいと思います。
なのですが、初めにお断りしておきます。
ロック通な方からしてみれば、シャッフルのロックといえば〇〇だろう。というご意見も多々あるかと思いますが、今回取り上げますのは私の好み、独断と偏見でのチョイスとなりますので、その点ご容赦下さい。
まず、シャッフルリズムのロックミュージックとして私が一番に思いつくのが「
スティーヴ・ヴァイ」の名曲。

かの有名な「Bad Horsie」がトップを飾るアルバム、「Alien Love Secrets」の2曲目に収録されている「Juice」という楽曲であります。
この曲自体、彼のキャリアの中で相当有名な楽曲なのですが、聞いたことが無いという方はまず一聴して頂きたい曲です。
何より驚きなのは、そのハイテンポ。
シャッフルリズムで演奏すること自体、相当な技量を要されるところをこのハイテンポで演奏してしまうのは流石スティーヴ・ヴァイだと感じさせる一曲です。
つづきましては、そんなスティーヴ・ヴァイのサポートアクトを務めたり、過去にコラボ曲を発表したことでも知られる女性ギタリスト「
オリアンティ」の一曲。

2022年発売のアルバム「Rock Candy」に収録されている「Light it Up」という曲です。
こちらは、ミドルテンポのまさにシャッフルロックといった一曲。
印象的なイントロフレーズは、左程難しい運指を要求される訳ではないので、シャッフルリズムを練習するフレーズとして良い課題になるかもしれません。
ちなみに、チューニングは
ドロップDです。
最後は、日本のメタルマスター「THE 冠」。
「冠 徹弥」氏が先日YOUTUBE上に発表した「おっさん」という曲のライブ映像。
先ほどの2曲に比べると3連符主体の少々難解なリズムに聞こえるかもしれませんが、この跳ね感を産み出しているのはシャッフルリズムです。
以上、ロックにも多様に取り入れられているシャッフルリズム。
弾きこなすのは中々大変ですが、ゆっくりとしたテンポや短いフレーズにしても、相当良い練習課題になるのではないかと思います。
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