fc2ブログ

プロフィール

BlackDog

Author:BlackDog
50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


カレンダー

12 | 2022/01 | 02
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最新記事


カテゴリ


最新コメント


月別アーカイブ


FC2ブログランキング


BLOG RANKING


ブログ村

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
にほんブログ村

PR

忍者AdMax

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
音楽
34位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ギター
2位
アクセスランキングを見る>>

気になるギタリスト113

 今回の気になるギタリストは、日本でも大変知名度が高い女性ギタリスト「オリアンティ」です。


ベスト・オブ・オリアンティ...VOL. 1




 2009年、マイケル・ジャクソンのコンサート「THIS IS IT」のリードギタリストに起用された事で一躍有名になった彼女ですが、実はその時点まで既にかなりのキャリアを積み重ねてきたギタリストでした。

 11歳でギターを始めた彼女は、15歳の時には既に「スティーヴ・ヴァイ」のサポートアクトを務めるなど、ギタリストとしてのキャリアをスタートさせていたそうです。

 当時から、華のある存在だったことは間違いないでしょうが、それを見出したスティーブ・ヴァイの慧眼も流石と言える逸話でしょう。


 マイケル・ジャクソンもまた、そんなオリアンティというギタリストに注目した訳ですが、これはとあるグラミー賞のステージを見たことによるものだと言われています。

 アメリカのカントリーシンガー、「キャリー・アンダーウッド」がグラミー賞を受賞した際に、バックバンドのギタリストとして同じステージに立っていたのがオリアンティ。

 その姿を見て彼女にツアー参加を打診したそうです。


 グラミー賞の場では、当然主役はキャリー・アンダーウッドなのですが、にもかかわらずバックバンドのギタリストが如何に輝いていた存在か。

 これまた、オリアンティがどれほど華のあるギタリストであったかを物語るエピソードであると思います。


Violet Journey




 決まったバンドに属さないそうした活動形態のせいもあってか、オリアンティ初のアルバム発売は意外と遅く2007年。


Believe (International Version)




 しかし、「THIS IS IT」のリードギタリストに起用後に発売された2枚目のアルバム「Believe」(2009)が実質世界デビューとなる作品になっています。

 マイケル・ジャクソンに見いだされたギタリストという事で世界的に注目を集めた彼女は、このアルバムで「Accordingto You」など世界的ヒットを飛ばしました。


ヘヴン・イン・ディス・ヘル




 それだけ有名な存在となったオリアンティですが、そのままソロアーティスト活動だけを行うことはせず、以前と変わらぬスタイルで多くのアーティストたちのツアーギタリストとして活躍を続けていきました。

 結果的に彼女名義のアルバムは、これまで5枚(※)しか発売されておらず、その活動キャリアの長さからすると発表された音源は僅かです。

 ※ 再発版Believe(2010)を含む


 ボーカリストとしても大変魅力的な彼女ですので、もっとオリジナルアルバムをとファンは願うところだと思いますが、彼女としてはあくまで自分はギタリストという事なのかもしれません。


L’Arc〜en〜Ciel Tribute




 ちなみに、日本の大御所ロックバンド「L'Arc~en~Ciel」の楽曲を世界の有名アーティストがカバーした2012年発売のトリビュートアルバム「L'Arc〜en〜Ciel Tribute」にオリアンティも参加しています。(楽曲NEO UNIVERSEで参加。ボーカル/ギター)


 既に20年以上のキャリアがあると考えると、最早レジェンドと言っても良い程のオリアンティ。

 今後ますます様々な場でパフォーマンスを披露して頂きたいと願うギタリストです。


O (日本語解説書封入/歌詞対訳付)



スポンサーサイト



気になるギタリスト112

 今回の気になるギタリストは、その名を聞いても恐らく多くの方がピンと来ないであろうロック黎明期のセッションギタリスト、「ダニー・セドロン」です。


 1920年生まれの彼の仕事の中で最も有名なものが、1954年に全米でヒットを飛ばした「ビル・ヘイリー(アンド・ヒズ・コメッツ)」によるロックアラウンドザクロック(Rock Around the Clock)”のレコーディング参加。


Rock Around The Clock [Import]




 ビル・ヘイリー。ロックアラウンドザクロック。と聞いてピンと来ない方でもその曲を聴けば誰もが分かる様な時代を超えた超名曲のレコーディングギタリストを務めたのが今回の「ダニー・セドロン」なのであります。


 これ程の歴史的作品のレコーディングギタリストを務めながら、何故彼の名がそこまで知れ渡っていないのか不思議に思うところでありますが、そもそもビル・ヘイリーはバックバンドのメンバーを固定しようとは考えていなかったそうなので、ダニー・セドロンはあくまでその中(多くのセッションギタリスト)の一人という扱い。

 ロックアラウンドザロックがヒットする以前のレコーディングなどにも参加していましたが、パートタイマー的な扱いのギタリストだったのです。

 しかも、ダニー・セドロン自身、ロックアラウンドザロックレコーディング後の同年急死してしまっているという不幸が重なってしまっています。

 故に、特別光が当たる事のないギタリストだったのです。



 しかし、そんなダニー・セドロンは、ロックアラウンドザクロックの中で驚くべき演奏技術を披露しています。

 今時の表現をするのならば、フルピッキングの速弾きによるソロ。

 ヘヴィーメタルなどがまだ生まれていない時代に、当時の機材で、あのソロパートを披露しているのです。

 ギターが生まれ歴史を積み重ねていく間に機材もテクニックもどんどん高度なものになっていったという印象が今日では当然の事の様に思われますが、当時からカントリー出身ギタリストの技量というものは驚くべきレベルだったと感じざるを得ないソロパートだと思います。

 (それをまた、別のコメッツのギタリストが易々とコピー出来たというのもまた凄いところだと思います)


Rock The Joint




 ある意味、歴史的名演とも呼べるこのソロパートですが、実は1952年にダニー・セドロンがレコーディングに参加した同じくビル・ヘイリー(アンド・ヒズ・コメッツ)の曲、”ロックザジョイント(Rock The Joint)”でほぼ同じ内容のソロが披露されています。


 何故、そんなことが起きたのかと言えば、ロックアラウンドザクロックのレコーディング時にもパートタイマー扱いであったダニー・セドロンは、曲を理解する時間もないままレコーディングに呼び出され、急遽レコーディングに臨む事に。

 他のメンバーに提案され、ロックザジョイントのソロを弾いてみてはどうかと言う話になったそうです。


 結果、ロッククラシックの名曲にあのソロパートが採用される事になったという訳です。


 しかし、そこまでの技量がありながら、彼は所詮雇われギタリスト。

 ビル・ヘイリーのレコーディングに参加してもソロパートを貰えない事もあったというのですから厳しいものです。


 ロックの歴史に残るスターを陰から支えた名ギタリスト。

 長く正当な評価を得られていなかった様なダニー・セドロンでありますが、今ではロックの殿堂に彼のギターが飾られているそうです。


Rock-a-Beatin' Boogie



気になるギタリスト111

 今回の気になるギタリストは、ロックミュージックの進化に多大なる影響を残したアメリカのロックバンド、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)」の中心人物。

 ボーカリスト/ギタリストである「ルー・リード」です。


1969 [12 inch Analog]




 1964年結成のヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、同じころデビューした「デビッド・ボウイ」などにも多大な影響を及ぼしたとされる今や伝説的なバンドです。

 その音楽性はというと、バンドの中心人物であるルー・リードの抜群のポップセンスを活かした芸術的な作風が特徴。

 芸術的といっても色々ありますが、過激なギターサウンドやノイズを導入してみたりといった実験的な作品も多く残しており、後のパンク/ニューウェーブやオルタナティブに影響を与えたバンドとも言われております。


White Light White Heat




 しかし、アートロックというものは多くの場合商業的に大成功するのは難しく、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドも同じような悩みを抱えていきます。

 それでも新たな世界を生み出そうとするルー・リードは、バンドの楽曲に様々な音楽ジャンルや要素を取り入れて行きます。

 皮肉な話ですが、マイナーな存在であったからこそ、自由に楽曲を生み出して行けたという背景があったのかもしれません。


LOADED - REMASTERED




 その後のバンド活動においては、4枚目のアルバムが完成する前にルー・リードが脱退。

 精神的に追い詰められた末の失踪だったと言われておりますが、バンドをけん引する立場としていつまでもマイナーな存在から脱却できないバンドの方向性などに苦悩があったのではないかと思われます。


ロックの幻想




 それでも音楽に対する情熱を失ったわけではない彼は、バンド脱退後から2年の1972年。

 ソロアルバムを完成させ、ソロデビュー。

 とは言えこのアルバムの内容はヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代の未発表曲が中心となっている作品でした。


トランスフォーマー




 驚きなのは2作目。

 なんとデヴィッド・ボウイと「ミック・ロンソン」がプロデュースを担当するという、ヒットが約束された様なアルバム「Transformer」を発表。

 実際ヒット曲を生み出し、ここからマイナー路線を脱却するかと思われたのですが。


 もちろん、その後の作品でもヒットは生み出しましたが、彼の芸術的な音楽アプローチの炎が消えた訳ではありませんでした。


無限大の幻覚~メタル・マシーン・ミュージック(紙ジャケット仕様)




 1975年に当時レコード2枚組で発表された問題作。「Metal Machine Music(邦題:無限大の幻覚)」。

 なんと全編ギター多重録音によるノイズのみというまさしくアバンギャルドの極みとも言える作品です。


 こうしたアイディア自体は多くのアーティストが考えるものかもしれませんが、それを実際にアルバムとして制作し、発売してしまう創作熱。

 もちろんこのアルバムが爆発的なヒットを見せることはありませんでしたが、アーティストとしての存在感を世界的に、そしてその後の歴史に残す作品となった事は間違いないでしょう。


 その後の彼は、90年代にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの再結成なども挟みつつ、20枚以上のソロアルバムを残し、2013年に死去。

 (バンドとしてもソロとしても)ロックの殿堂に名を残すと共に、ロックの歴史に大いなる影響を残しこの世を去っていきました。


 どこかアメリカ人アーティストっぽくない芸術的アーティスト。

 間違いなくロックレジェンドと呼べるお一人だと思います。


Lulu




 | ホーム |  次のページ»»