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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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気になるギタリスト17

 気になるギタリスト17回目は、独特な感性でギターと言う楽器の可能性を模索し続けたギタリスト。元Bauhausのギタリストとしても有名なダニエル・アッシュです。

Foolish Thing Desire




 1979年、イギリスのバンド「Bauhaus」のギタリストとしてデビュー。

 「Bauhaus」は、ダークなイメージと奇抜なステージングで評価を得、ポストパンクの有力株として注目されて行きます。

In Flat Field (Reis)



 その活動は、ロックの既成概念に囚われず、舞台を髣髴とさせるパフォーマンスや実験的な音楽アプローチなど他のバンドとは一線を画すものでした。

 そういったアーティスティックな一面を持つバンドにおいて、エレキギターのノイズまでも表現の手段としたギタリストがダニエル・アッシュです。

 過剰なエフェクトやそこから産み出される電気的なノイズ。彼にとってはそれらも全て音であり、楽曲を彩る為の強力な武器に変えていきます。

 ギタリストでありながら、ギターに対するアプローチが「ギタリスト」ではないかのような感性。

 音が出るのならば、ギターでなくても良かったのではないかとすら感じさせます。

 独特の感性から生み出されたサウンドは、一般的な「ギタリスト」には真似の出来ないものだったのかもしれません。


 こうして世界中に熱狂的なファンを獲得していった「Bauhaus」ですが、メンバー間の意見の相違が問題化し解散してしまいます。

 良くバンド解散の理由として、音楽性の違いなんて言う言葉を耳にしますが、事「Bauhaus」に関しては、その芸術的な活動イメージから「表現の仕方の違い」と言ったほうが良いのかもしれないなと感じてしまいます。


 解散後、バンドの中心人物であったボーカル、ピーター・マーフィーは、元JAPANのベーシスト、ミック・カーンとユニットを結成。

 ダニエル・アッシュを含んだ、その他の三人のメンバーは「Love & Rockets」というバンドを結成して活動していく事となります。


 「Love & Rockets」においても、ダニエル・アッシュのギターワークは遺憾無く発揮されていくわけですが、そこへ新たに「よりポップ」なアプローチが加わり、更に音楽的表現の幅を広げていく事に成功します。

 この頃より、数枚のソロアルバムも発表。

 ギタリストのソロアルバムにありがちな、ストレス解消の様なイメージは無く、相変わらず実験と表現を模索し続ける彼の姿が垣間見えます。

Coming Down



 1991年発表のソロデビューアルバム「Coming Down」では、ビートルズの名曲「デイ・トリッパー」をカバー。

 この選曲、ストレス解消か悪乗りかと思いきや、絶妙な浮遊感溢れるアレンジが施され、彼の表現力の幅広さを感じさせる出来になっています。


 1998年には再結成を果たした「Bauhaus」。

 デビューから20年近く過ぎても尚、躍動するノイズギターは健在で、時を経ることでより広がりをみせたその音楽性は、色あせる事の無い「Bauhaus」を体現しつづけています。

Go Away White



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おもしろグッズ6

 ギターにまつわるちょっと面白いグッズのご紹介。


 エフェクターの数が増えてくると、意外と面倒なのが電源管理。

 パワーサプライを使うと言う手もありますが、やっぱり9V電池が手軽と言う方もいらっしゃるでしょう。

 しかし、いつでも新品の9V電池を使うなんて言うのは難しく、使いかけの9V電池が増えて行く事にもなります。

 マメな方であれば、使用開始日時を電池に書いておくかもしれませんが、それも面倒な話。

 結果、ライブや練習中に音が出なくなった!→実は9V電池切れでした。なんて事にもなりかねません。


 こういった、バッテリー管理の不便さを感じているギタリスト/ギターテクニシャンはやっぱり居るようで、こんなすぐれものが世の中にはあるんですね。




Keith Macmillen / Batt-O-Meter


 商品名そのまま、バッテリーテスターです。

 ジャックをアクティブピックアップやブースター搭載の9V電池の必要なギターに繋いだり、エフェクターに直接繋ぐ事で、簡単に電池残量を計測する事ができます。

 本体側面には、9V電池に合うターミナルも装備されていて、電池単体の計測も出来るそうです。

 エフェクターやギターに9V電池を沢山使うような方には重宝するアイテムなのではないでしょうか。


 ただ、どんな機器でもジャックを接続するだけで計測可能ではないそうです。

 エフェクターの構造によっては使えない機種もあるらしいので、その点は残念です。

 その場合は、電池を取り外して電池単体で計測と言う事になるのでしょう。

 それでも目に見えない電池残量を検知出来るのはありがたい話ですけれども。



 もう一点は、こちらのなんてこと無いシール。




Greco / グレコ G-GRIP ピックの滑り止めシール


 ピックに貼るだけで強力なグリップを確保!とあります。まさにそのままなんですが。

 私も手汗が気になる方なので、ピックを持つ手が滑るなんていう悩みは痛いほど分かります。

 昔は、ピックにカッターナイフで傷を付け滑り止めを図ってみたり、滑り止め加工のされたピックを使ってみたりしたものです。

 カッターナイフで傷を付ける方法は、ある程度の滑り止め効果はありましたが、気休め程度。

 第一、ピック一枚一枚に傷を付けていくのが面倒で、結局やらなくなってしまいました。

 指で持つ部分が凸凹に加工されたピックは、確かに滑り止め効果は感じられたものの、少々値段が張るのが難点。

 特に、ピッキングが安定しない状態での演奏はピックの減りも激しく、次々と新しいピックが必要となる私にはちょっと使い辛い価格に感じて止めてしまいました。

 素材自体工夫された「すべり難いピック」も同様の理由で使わなくなってしまいました。

 結局、厚さと形の好みだけ選び、安価なピックを使っている状態なので、ピックが滑るという悩みは未解決のまま。

 しかし、こうしたシールを貼り付けて滑り止め対策になるのならば、値の張る滑り止めピックを用意するよりもリーズナブルですね。





 普段使っているピックに貼り付けるだけと言う手軽さも良いです。

 単純なシールに見えて、水中での滑り止め効果も実証済みだとか。

 普段気に入って使っているピックをそのまま使いたいという繊細な要求に答え、水中でのすべり止め効果まで実現した高機能。

 こういう何気ないアイテムを商品化するあたり、まさに日本人的発想の商品に感じてしまいますね。さすが老舗Grecoと関心させられてしまいます。




Greco / EW-88 TRD




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ギタリストのお勉強1

 ギターを弾く上で知っているとお得な楽典。

第一回目は、音の高さの違いを表す度数についてです。


 ロックギターの代名詞的な音色、パワーコード。五度コードと言われたりもしますが、この五度というのはコードのルート音から見た音の高さを表しています。

 ギターコードの話題になると、この○度と言う”ものさし”が良く出てくると思います。

 今回はその度数と言う”ものさし”について考えてみることとします。

 では、実際の指板上でこの度数を確認してみましょう。
度数
 分かりやすくする為に六弦だけで考えてみます。

 前提として、レギュラーチューニングをし、六弦1フレットを押さえた状態とします。


 ここでピッキングをすれば、発音される音はFです。

 そのF音から見て、六弦2フレットの音(F♯)は短2度にあたります。

 同様に、F音と六弦3フレットの音(G)は、長2度関係にあると言うことです。


 ここで音楽のルールですが、1度(ユニゾン)4度、5度、8度(オクターブ)はそれぞれ完全音程とされ、完全1度、完全5度などと表記されます。

 完全4度と完全5度の間の半音程は、増4度もしくは減5度と表されます。


 ここで先ほどのパワーコードについて考えてみましょう。

 通常1フレット上でパワーコード弾くならば、六弦1フレットと五弦3フレットを押さえます。

 ここで実際に鳴っている音を考えると、六弦1フレットはF。五弦3フレットはCです。

 上記の図を見てみると、ルート音Fから7フレット分高い音のCは完全5度であるのが確認出来ます。

 これが、パワーコードが5度コードとも呼ばれる理由です。

 更に、四弦3フレットを押さえる場合もありますが、これは六弦1フレットの1オクターブ上(完全8度)を加えた形です。


 ロックの伴奏などで多用される五度コードですが、楽典上ではコード(和音)の性質を決定付けるのは3度の音程とされていて、パワーコードにはこの3度音程が含まれていない(調性が不明瞭)と言う事からコードとみなせないとも言えます。


 では、このコードの調性(メジャー/マイナー)を決める三度音程の含まれたフルコードを見てみましょう。

F.jpg

 まず左は、基本的なFメジャーの押さえ方です。

 和音構成音を考えてみると、六弦からF・C・F・A・C・Fとなっています。

 ルート音であるFの音程に対して、完全5度であるCに加え、長3度音程のAが含まれています。


 次に、右のコードはFマイナーの押さえ方です。

 同じように和音構成音を見てみると、六弦からF・C・F・G♯・C・Fとなっています。

 ルート音であるFの音程に対して、完全5度であるCが加わっているのに変化はないですが、今度は短3度音程のG♯が含まれています。

 この三度音程の半音の違いで、メジャーコードとマイナーコードの差が産まれ、明るい響きの和音と寂しい響きの和音という変化に繋がります。


 コードのルート音を基準にした度数が把握できると、上記コードの三度音程であるG♯やAの代わりに三弦3フレット(A♯/完全4度)を押さえる事によって、Fsus4のコードに変化させる等という考え方が容易になると思います。


Bacchus バッカス エレキギター BTC-1R CAR



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