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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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定番フレーズ21

 ギター練習に役立つのではないか?という定番フレーズ21回目。

 今回は、ロックギターのバッキングとしてよく見かける、五度コード(パワーコード)を使ったフレーズです。


TAB53.jpg

 最初は単純に、五度コードを押さえた状態で、六弦と五弦をダウンピッキングする練習です。

 六弦のみ単音で弾く場合によりも右手のふり幅は大きくなるので、正確なリズムを刻みつつ六弦と五弦を綺麗にならすのは意外と難しいものです。

 こういった五度コードのバッキングはブリッジミュートをかけて演奏する場合も多いので、同様にブリッジミュートをかけた状態での練習もすると良いでしょう。

 ブリッジミュートをかけた状態ですと右手の動きは多少制約されます。

 柔らかな手首の回転運動を心がけながら練習してみて下さい。

 六弦と五弦にバランスよくブリッジミュートがかかった状態で、上手なピッキングをしようとすると上手く行かないという場合もあるかと思います。

 そういった場合、右手の位置に悩む事も有るかとは思いますが、こうした基礎トレーニングを繰り返して右手ピッキングを強化していくと右手の動き(手首のやわらかさ)に自由度が増していくはずですので、然程悩む事もなくなるはずです。

 初めは上手く行かなくとも、諦めずじっくり取り組む事が肝要です。


TAB54.jpg

 次に、上記五度コードを分解した、単弦フレーズのバッキングパターンです。

 そのまま弾いてしまえば何と言う事は無いフレーズですが、六弦部分のみブリッジミュートをかけて弾くとなると少々難易度が上がります。

 先ほどとは違い、六弦にはミュートがかかり、五弦にはミュートがかからない丁度良い位置に右手を持ってきてやる必要があります。

 六弦ピッキング時にはブリッジミュート、五弦ピッキング時には右手を浮かせてミュートを解除しピッキングという方法論も有るかとは思いますが、この場合六弦の左手ミュートを考える必要もあるでしょうし、ピッキングの安定性という面で実用的ではないと思います。

 となると、六弦ミュート状態の右手の位置を変えずに五弦をピッキングという作業になるわけですが、右手ブリッジミュートの位置を変えず五弦をピッキングと言う少し感覚の違うピッキングになるはずです。

 ピッキングの安定性と言う見地で考えると、弦に対してピッキングする右手の高さ(ブリッジ上の位置)は常に一定であることが望ましいと思います。

 例を挙げるならば、六弦をピッキングするときに比べ、一弦をピッキングする際には右手の位置は下へずれていると言う事です。

 しかし、ブリッジ部分での右手ポジションの上下運動を伴わないピッキングは、演奏時に頻繁に使うテクニックだとも言えます。

 上記フレーズは、本来六弦をピッキングする右手の高さで五弦をピッキングするといった訓練になります。

 右手ポジションを変えないままの弦移動の訓練という事ですね。


TAB55.jpg

 全ての音符を8分音符に変えると、更に難易度が上がると思います。

 右手ポジションを変えないまま、弦移動を素早く行う頻度があがれば、自然とピッキングする右手の負担が増します。

 慣れてきたらこういった少々忙しいフレーズにもチャレンジしてみる事をおすすめします。





YAMAHA / Pacifica311H Black




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ちょっとした小技2

 知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。

 二回目の今回は、ロックギターらしい音色効果として初心者憧れの的、ピッキングハーモニクスについてです。


 基本的な方法としては、ピッキングとほぼ同時に右手親指を弦に触れさせ、独特のハーモニクス音を出すというテクニックですが、文章にする以上にギタリスト毎にやり方は微妙に異なるこのテクニック。

 初心の内は、親指の触れ方が安定せず鳴ったり鳴らなかったり、何時でも綺麗なピッキングハーモニクスを出すと言うのはなかなか難しいものだと思います。


 では、具体的にどういった点を注意して、綺麗なピッキングハーモニクスが出せば良いのか?

 先ず、大前提として親指の触れる位置の問題があります。

 これは、ブリッジから見てどのくらいの位置に親指が触れているか?と言う話です。

 良く聞くのが、フロントピックアップの真上ぐらいでピッキングをし、親指を触れるとピッキングハーモニクスが出やすいと言う話です。

 実際に試して見ると分かるのですが、確かにハーモニクス音は比較的出し易いと思います。

 しかし、通常ブリッジ付近に置いている右手をピッキングハーモニクスの度にフロントピックアップ付近に移動してやるのでは、安定性という意味でかなり不合理と言えます。

 おまけに、フロントピックアップ付近でのピッキングハーモニクス音は、ブリッジに近い側でのピッキングハーモニクスに比べ、あまり魅力的な音とは言えないかもしれません。

 プロのギタリストがフロントピックアップ付近でのピッキングハーモニクスを使っていないとは言いませんが、多くの場合普段の右手ポジションのままピッキングハーモニクス音を出しているのを見かけるはずです。

 そうした事から分かるように、普段の右手位置でもピッキングハーモニクスは出せるはずです。


 実際にやってみると分かるように、フロントピックアップ部分ではハーモニクス音が出せるのに、ブリッジ側に移動するとどうも鳴らないという事態に出くわす事もあると思います。

 ここでポイントなのが、ピッキングハーモニクスが綺麗に鳴るポジションがあるということです。


 オクターブピッチ調性などに使うハーモニクス音。特定フレット上に軽く触れピッキングをし、速やかに触れていた指を離すと言う例の方法です。

 特定フレットと書きましたが、ハーモニクス音が強く鳴るフレットと殆ど鳴らないフレットが有ります。

 ナットからブリッジまでの距離、ネックスケールと関係があるのですが、触れているフレットの位置が5対5や3対2といった具合に一定の距離関係でハーモニクスが大きく鳴るポイントが存在しています。

 これは、ピッキングハーモニクス時における親指の触れる位置と考える事が出来ます。

 つまり、ブリッジからミリとは言いませんがセンチ単位でハーモニクス音の鳴りやすいポイント、鳴り難いポイントが有ると言う事です。

 大雑把に言って、7フレットを押さえたと仮定すると、ブリッジから7cm位・9cm位・12cm位といった距離付近にハーモニクスが良く鳴るポイントが有るはずです。

 この距離感を普段のピッキングフォームと合わせて覚えてしまう事が重要です。

 闇雲にピッキングハーモニクス音を出そうとしても上手く行かないのは、こうした左手で押さえた位置と右手親指を触れる位置という一定の距離の法則性が有るからなのです。


 次に実際のやり方のついてですが、これは親指の触れ方と言い換えても良いかもしれません。

 基本的にはピックを深く持ち、ピッキングと同時にピックを持つ親指の腹を弦に触れるようにするという方法だと思います。

 基本的にピックを深く持っているならいざ知らず、普段そんなに深く持っていないという場合には少々問題です。

 かくいう私も、そんなに深くピックを持つ方ではないのでピッキングハーモニクスの度にピックを持ち直すと言うのは少々難儀です。

 この問題を解決するべく私が考えたのは、手首の回転を「より意識したピッキング」をして親指を触れると言うやり方です。

 ダウンピッキング方向に手首を回転させてやれば、自然と親指は弦に近い位置に来ます。

 これを意識的にやる事によって弦に親指を触れさせると言う方法です。

 これなら、ピックの持つ深さを意識せずとも弦に親指を触れる事が可能になります。

 中には弦に対して直角にピックを当てる(通過させる)様な方法のギタリストもいますが、手首の回転を意識したやり方ならば、通常のピッキングと然程違和感なく出来うるかと思います。

 あとは、少し強めのピッキングを意識すれば綺麗なピッキングハーモニクス音を出す事が出来ると思います。


 補足するならば、アンプを通さない生ギターでもピッキングハーモニクスは出せます。

 アンプなしで上手に鳴らせるようになるのを目標にするのも良いかと思います。

 更には、アップピッキングでピッキングハーモニクスを出すといった事も可能です。

 これは弦に対し直角にピッキングをするような方法ですが、事前に該当弦に親指触れた状態から直角に当てたピックをアップ方向にピッキングするようなやり方です。

 正直な所、実際に使いどころが見当たらないので私は殆ど利用しませんが、こうしたやり方も有ります。

 ですが、実際にやってみればこんなやり方でもピッキングハーモニクスが出るのか、と通常のピッキングハーモニクスの研究に役立つかもしれません。




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気になるギタリスト20

 気になるギタリスト20回目は、頭にケンタッキーフライドチキンのバケツ、顔には白塗りの仮面という異様な風体で突如現われたスーパーギタリスト、「バケッドヘッド」です。


Secret Recipe (2pc) [DVD]




 子供が泣き出してしまいそうな異様な姿からイロモノか?と思いきや、その実力たるや名だたるプロのギタリストも驚くスーパーテクニックを持ったギタリストです。


バケットヘッド・ランド




 1992年「Bucketheadland」というアルバムを引っさげてロックシーンに登場したバケッドヘッド。

 その容姿のインパクトから試しに聞いてみたという人間は、アルバム全編に亘る超高速の早弾きや多彩なテクニックに良い意味で予想を裏切られた事でしょう。

 漫画家、横山光輝氏原作のSFロボット作品「ジャイアントロボ」。

 その特撮ドラマの音声や効果音をサンプリングし大胆にも楽曲に取り入れたスタイルは、なんとも不思議なバケッドヘッドワールドを創り出しています。


 デビュー当時、其の正体は全く謎とされていたこともあり、バケッドヘッドの正体は実の所有名なギタリストなんじゃないのか?と噂が飛び交う事となりました。

 長身、細身の容姿、早弾き、テクニック、それらを総合して、人気バンド「Mr・BIG」のギタリスト「ポール・ギルバード」がその正体なのではないか?と囁かれたりもしました。

 それほど、無名のギタリストにしては完成された演奏技術を持っていたということですね。


Monsters & Robots




 その後も、アルバム「Monsters & Robots」等、彼の特撮好きを窺わせる様な独自路線の作品を次々と発表するバケッドヘッドですが、突如2000年、超有名バンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のギタリストとして加入する事が発表されます。

 当時を振り返ると、ギタリストとしての実力は申し分無いにせよ、バケツ仮面と「ガンズ・アンド・ローゼズ」のイメージがあまりにかけ離れていた事もあり、冗談としか思えなかった記憶があります。

 一方で、「ガンズ・アンド・ローゼズ」加入に際し、いよいよそのバケツや仮面を脱ぎ去りステージに上がるのか?と少なからずも期待したものでした。


 しかし、「ガンズ・アンド・ローゼズ」のメンバーとしてステージに上がった彼は相変わらずのバケッドヘッドでした。

 良く考えてみれば、バケッドヘッドからバケツと仮面を取ってしまったら、最早バケッドヘッドではありませんものね。「ガンズ・アンド・ローゼズ」に加入したギタリストは「バケッドヘッド」なのですから、当然と言えば当然です。

 音楽性やギタリストとしての腕はともかくとして、この当時の「ガンズ・アンド・ローゼズ」のステージ映像を見ると、そのアンバランスさからか何やら笑いがこみ上げてきます。

 超有名バンドに加入しようがなんだろうが、バケッドヘッドであり続ける姿勢はお見事です。

 2004年には、残念ながらと言うかやっぱりと言うか同バンドを脱退。


 その後も独自路線、変態ギターとも呼べるテクニックに磨きをかけアルバムを発表し続けています。

 彼のギターに関して良く話題に挙がるのが、キルスイッチを装着したバケッドヘッドのギタープレイ。

 キルスイッチといっても色々ですが、単純に言えば押している間は音が出なくなるボタンです。

 似たような効果を求めるのに、レスポールのスイッチング奏法などもありますが、バケッドヘッドの場合はシンプルにキルスイッチボタンをギターに搭載しそのフィンガリングテクニックとあわせて非常に面白い演奏をして見せます。

 

 変態ギターと呼ばれる独特なパフォーマンスは見ているだけで飽きません。

 曲芸の様なギタリストが何でも良いとは思いませんが、其の中でもバケッドヘッドは非常に魅力溢れるプレイヤーだと思います。




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