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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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気になるギタリスト18

 気になるギタリスト18回目は、この方をギタリストとして紹介するのはどうかなと思ったのですが、その辺りはルール無用の気になるギタリストシリーズ。気にせず紹介する事にしました。

 一応ギタリストには違いないのですが、ボーカリスト/ミュージシャンとして気になる存在。

 イギリスのバンド「XTC」のボーカル兼ギタリスト、アンディ・パートリッジです。

Black Sea [2001 Reissue]




 1978年、XTCはデビューアルバム「White Music」を発表。

 パンクムーブメントの最中、まくし立てる様なボーカル、荒々しいギターサウンドでロックシーンに登場しました。

 シンプルなサウンドの中に実験的ともとれる奇抜なアイディアをちりばめたXTCの楽曲は、他のパンクロックと何処か違う魅力を感じさせ、乱立するパンクバンドの中で独特の存在感を示していく事となります。

 ムーブメントの中で異彩を放つXTCが、そのままパンクムーブメントの枠内でバンド活動をするはずもなく、その後メンバー交代を経たXTCのサウンドは、徐々にポップな路線へと向かって行きます。

 

Oranges & Lemons




 1989年発表のアルバム「Oranges & Lemons」の頃には、XTCがパンクムーブメントの中出てきたバンドだと最早分からない程、ポップな楽曲が収録されています。

 同アルバムに収録されている「King for a Day」は、浮遊感溢れるシーケンスフレーズの様なギターが特徴的で、パンク/ニューウェーブとはまた一味違うブリットポップと言った体の名曲です。


 こうしてシンプルなロックから、ポップでありながら複雑に構築された楽曲のバンドへと移行していったXTC。

 メンバー脱退、ライブ活動の停止、バンドとしての活動が頓挫する中で、中心人物であるアンディ・パートリッジは、よりアーティスティックな音楽創作へと向かう事となります。

 XTCとしての活動と並行して、ソロアルバムを何作も発表し始めたのもこの頃です。

 アンディパートリッジ名義のソロ作品に加え、有名アーティストとのコラボレーション作品にも積極的に取り組みます。

 どの作品もジャンル分けするのが難しい、実験的なポップから環境音楽と呼べるような作品まで実に様々で、バンドやギターに拘らない「音とアート」を追求し続けた彼の姿がそこにあります。


 長きにわたり、同じスタイルを貫き通すバンドやギタリストも尊敬に値しますが、アンディ・パートリッジの様に刻々とスタイルを変化させ、音楽を追及し続けるアーティストというのもまた凄いと感じます。


 現在、バンドメンバーはアンディ一人となってしまったXTC。

 「二度とXTCの新作はありえない」とアンディ本人が言ったそうですが、私としてはXTC名義だろうが、アンディ・パートリッジ名義だろうが、ギターが全く収録されていなかろうが関係ありません。

 私にとって彼は、何時までも注目するミュージシャン/アーティストには変わりがないのです。


Through the Hill



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