今回のおもしろグッズは、グッズと言うかギターの機能として搭載されてしまっているものなのですが、新時代エレクトリックギターを代表するような物なので取りあげてみようと思います。
新時代といっても、既に五年ほど発売されては居るもののあまりお目にかかる機会の無い、Gibsonロボットギターについてです。

Gibson / Les Paul Standard 2010 Limited Fireball
ぱっと見ると普通のレスポール。
よく見れば、トーンコントロールのつまみが少し違う程度。
しかし、ヘッド裏を見ると明らかに通常のギターでない事がわかります。

Gibson / Les Paul Standard 2010 Limited Fireball
なんじゃこりゃと言う方にご説明いたしますと、電動オートチューニング機能搭載のギター。それが、Gibsonロボットギターというものなんです。
オートチューニング機能をONにして開放弦をじゃらんと鳴らしてやれば、後は勝手にチューニングしてくれるというびっくり仰天な仕組み。
レギュラーチューニング以外にも複数のプリセットが搭載されていて、オープンチューニングやドロップチューニング等の変則チューニングにも対応しています。
チューンオーマチックブリッジ部分にピエゾピックアップが搭載されていて、そこから弦振動をピックアップしチューニング回路に信号が送られる構造です。
電動ですので、充電可能なバッテリーを搭載。
見た目のクラシックさと相反する中身のハイテク機構。驚愕の新時代エレキギターと言っても差し支えないと思います。
そんな、驚きの便利機能搭載のロボットギターですが、「Min-ETune」というより手軽な廉価オートチューニング機構搭載のモデルも登場しました。

Gibson / Les Paul 70s Tribute Min-ETune
表向きは普通のレスポールスタジオと言った感じのギターですが、

Gibson / Les Paul 70s Tribute Min-ETune
ヘッド裏を見ると「Min-ETune」が搭載されているのがわかります。
最初のロボットギターのオートチューナーコントロールがトーンノブの部分であったのに対し、こちらの「Min-ETune」の場合は、ヘッド裏の「Min-ETune」本体で直接操作するタイプです。
「Min-ETune」の公式動画で実際にオートチューニングが作動しているのを見ると、何かのSF映画を見ているような不思議な感覚になります。
車のパワーステアリングやパワーウィンドウが当たり前になったように、こうしたオートチューニング機能が広く一般化する時代は果たして来るのでしょうか。

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