変形ギターの歴史を語る上で外せない、フライングV・フューチュラ・モダーンの三機種。
中でもレアモデルとされるモダーンの復刻版が、限定アウトレットとして販売されていたので気になりました。
気になったと言っても、私の様なへっぽこギタリストには勿体無くて手が出せない一品ではありますけれども。

Gibson / Moderne XI
誕生以来、幾度も復刻販売されて来ましたが、現代においても見劣りしない其の姿は威厳すら感じる程です。
改めて見ても、Gibsonらしさを感じさせる非常に秀逸なデザインであります。
Gibson / Moderne XI
変形ギターの定番フライングVのある意味兄弟機種とも呼べるモダーンですから、何処か似通った雰囲気を感じさせながらも、アシンメトリカルなボディーや特徴あるヘッドデザインでモダーンらしさを演出しています。
マホガニーボディにセットされたマホガニーネックというGibson伝統の構造はもちろん受け継がれています。
アルニコマグネットの57’クラシックピックアップを採用しているあたり、まさに大人の雰囲気漂う一本と言った感じでしょうか。
ネックスケールは当然Gibsonスケール(ミディアムスケール)。指板Rは12インチ(305R)ですから一般的なレスポールモデルと同じ位です。

Gibson / Moderne XI
特徴的なヘッドデザインは好みが分かれそうな気がしますが、ギター全体を見ると非常にマッチしたデザインであると納得させられてしまいます。
チューニングペグは、こちらもクルーソン方式のビンテージタイプ。
ここだけロトマチックにしてしまう様な真似はしません。
最近はあまり、新しい衝撃的なデザインのギターというものにお目にかかる機会も減りました。
現代的なデザインのギターの中で、50年60年先に復刻される様なものが在るかと言われると返答に困ります。
60年余り経っても鮮烈なイメージを与え続けるモダーンのデザインが、如何に優れているかという事を実感します。

Gibson Custom / 1967 Flying V

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