ギター練習に役立ちそうな定番フレーズ28回目。
以前、運指強化の為には
トリルが効果的という記事を書きましたが、単一弦のなるべく早いトリルと言うものは意外と難しく、簡単に習得出来るものではなかったりします。
単一弦のトリルは、左手指への負担も大きく優秀な練習方法の一つであるのは確かですが、単調な練習を繰り返しやる必要があったりと、初心の内にはトリル練習自体が負担に感じるかもしれません。
なので今回は、単一弦のトリルを延々と繰り返すよりも少し簡単な運指練習メニューです。

ロックギターのフレーズの中に良く出てくるような運指パターンです。
三弦5フレットをピッキング、すぐに7フレットへハンマリング。
次に二弦5フレットをピッキング、7フレットへハンマリングし更にプリングオフで5フレットに戻ります。
最後に三弦へ戻り7フレットをピッキング、5フレットへプリングオフというフレーズです。
途中、二弦部分に三連符が出てきますが、初めの内はあまり気にしなくても良いでしょう。
16分音符になっても構いませんし、慣れない間は8分のハンマリング+プリングでも構いません。
一連の流れを頭と指に叩き込む事が大切です。
この一連のフレーズがワンセット。
慣れて来たらこれを繰り返し演奏出来る様に練習です。


一見、単一弦のトリルよりも左手に負担が掛かるイメージがありますが、弦移動で押弦する指が変わる上に、緩急のついたフレーズですので、単一弦のトリルよりも左手の負担は軽い物だと思います。
慣れて来たら、メトロノームなどを使って、テンポキープできる様に練習するのも良いですし、とにかくテンポを上げていく運指強化メニューとして取り組んでも良いと思います。
更にこのフレーズを変化させ、薬指を重点的に練習するといった事も考えられます。
人指し指と薬指を使ったパターンです。
こうすると薬指により負担はかかりますが緩急がついたフレーズですので、単一弦を薬指でトリルするよりも多少負担は軽いはずです。
加えて、上記パターン等をあえて5フレットを中指で押さえる形にして、薬指や小指を意図的に活用すれば、薬指や小指の強化運動としても使えます。
使う指や動きの苦手を探しだして、重点的に練習しても良いと思います。

KRAMER / PARIAH GUITAR PT

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