有名エフェクターブランドDigiTech。
以前の記事1・
2でも書いた様に非常に面白いアイディアの製品を発表しているブランドでもあります。
しかし、そんなブランドDigiTechと聞いて、先ず思い浮かべるのがワーミー。

DIGITECH / WHAMMY 5
ワーミーと言えばDigiTechと言う位、有名なエフェクトペダルです。
1989年に初代ワーミーが発売されて以来、世界中のギタリスト達の想像力を刺激し続け、現在では第五世代目に突入した人気シリーズです。
平たく言えばピッチシフターの一種であるワーミー。
ピッチシフター自体はそれ程珍しいエフェクトではありませんでしたが、ワーミーの最大の特徴であり、ヒットの要因となったのは、ピッチシフターとエクスプレッションペダルとの連動と言う点でした。
足元で音程変化をフレキシブルにコントロール出来るというこの機能は、世界中のギタリスト達に新たなアイディアを創造させるきっかけを与える事となりました。
当初は、多くのギタリストがレスポールなどのトレモロレスギターで、アーミング効果を得たい場合に使用し始めました。
しかし、足元での操作はアームレスギターでのアーミング効果以上の可能性を感じさせる事となり、次第にトレモロ搭載ギター愛用者にまでワーミーペダルは浸透していく事となります。
こうして、アーミングや演奏テクニックとワーミーペダルという足元での操作を組み合わせた斬新なサウンドが生み出される事となり、同時にワーミーペダル無しでは通常演奏不可能なフレーズやリフを巧みに使いこなすギタリストも現れました。
そういう意味で言えば、クライベビーなどのワウペダルがその面白い効果からロックサウンドの一つの形を生み出した様に、DigiTechワーミーペダルもまた、ロックサウンドの新たな一ページを作り出したペダルだと言う事も出来るかと思います。
最近のコンパクトマルチエフェクターの進歩には目を見張るものがありますが、DigiTechブランドではまた面白い方向性を見る事が出来ます。
多くの場合、コンパクトマルチエフェクターは上位機種になるほど機能が増え、ボリュームコントロールやエクスプレッションペダルとして使えるフットコントローラーが装着されたタイプになります。
しかしDigiTechではこんな面白いマルチエフェクトも発売されています。

DigiTech / EX-7 Expression Factory
逆発想といいますか、フットコントローラーにマルチエフェクトを搭載した形です。
ワーミーはもちろん、ワウペダルやモジュレーション系エフェクトが合計7種類搭載されていて、どれもエクスプレッションペダルでコントロール出来るというエフェクターです。
有りそうで無かった発想といいますか、非常に面白いDigiTechならではの製品だと思います。
ギターサウンドの質を何処までも追求しようとしたエフェクターも興味深いですが、DigiTech製品の様に新たなサウンドを生み出すきっかけにもなりえる様なアイディア溢れるエフェクターも面白いと思います。
これからどんなアイディアの製品が出てくるだろうかと楽しみなブランドであると思います。

DigiTech / RP55

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