しっかりと鳴る事を目標に少しずつ手入れを始めた
Bill Laurenceテレキャスター。

今回は減りの目立つナットの交換です。
かなり昔に一度、ナット交換をした事があるこのギター。
あれこれゲージの違う弦を張ったりしたせいで、ナットの溝がガタガタの状態でした。
手先の器用な方ならば、ナットの加工から溝の加工まで全てご自身でやってしまうのでしょうが、そこまで加工技量の自信もありませんので、溝が掘ってあるタイプの交換用ナットを用意しました。

今回用意したのは、Graph Techの
PT-5010-00。

底面が平面タイプのBLACK TUSQサドルです。
きちんと鳴る事が目標ですので、プラスチック製の格安品でも良かったのですが、滑りが良く、チューニング安定性が良いとされているBLACK TUSQに興味を持ちました。
やっぱりチューニングの狂い易いギターは気持ち悪いですからね。
期待を込めてこちらに選定。
先ずは、ガタガタのナットを取り外し、交換用ナットの幅と厚みを紙ヤスリで調性。
次に高さの調節です。

用意したのは100円ショップで手に入れた、ミニダイヤモンドやすりセット。
ダイヤモンドとは名ばかりではないのか?と思いつつも手ごろなサイズだったので購入。
こちらを使い、ナットを加工。微調整を行います。

100円ショップのヤスリと言えどこれがなかなか優秀。
力も要らず結構簡単に削れて行きます。
少し削ってはナットをはめて確認。
削りすぎては取り返しが付かないので、少しずつ慎重に、何度も何度も確認しながら加工。

そして、どうにか完成。
100円ショップのヤスリは、ナット角の面取りにも役立ちました。
弦高調整と
オクターブピッチを調整してからチューニングをして、マルチエフェクターに接続。試奏してみると・・・。
嗚呼・・・今までボロな状態で放置してしまって申し訳なかったなと思うほど、気持ちよく鳴ってくれるテレキャスター。
Fuzz系の歪みをかけてみると、私好みの音がするではありませんか。
前回交換した、旧来TOKAI製品用のピックアップも水を得た魚の様に鳴ってくれている感じがします。
今回取り付けたサドルも評判どおりのチューニング安定性を感じさせてくれましたし、手間はかかりましたが満足いく仕上がりになりました。
今度は、フロントピックアップ選択時に接触不良のみられる、3WAYスイッチの交換をしたいと思います。

Graph Tech / BLACK TUSQ XL STRAT STYLE SLOTTED NUT PT-5000-00

大都市圏に15店舗を運営!楽器の事ならアフターも安心の石橋楽器店!
- 関連記事
-
スポンサーサイト