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 四十代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強22

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その22。

 前回は、マイナーキーにおける教会旋法のアプローチの仕方でした。

TAB121.jpg

 そこで登場した、短調でのドミナントモーションを視野に入れたコード進行。

 Amコードの上には、A Aeorian。Dmコードの上にはD Dorianでフレーズを考えて行けば良いのですが、和声短音階上に産まれるドミナントコードE7上にE Phrygianでは問題ありという所まで進みました。


 そもそも、教会旋法の各モードは、どれも長音階もしくは自然短音階を形成する音列から産まれたのだから、ドミナントモーションの為に音列を変化させた、和声短音階とぶつかる音が出てきてしまうのは当たり前と考えられます。

 ならば単純に、和声短音階上に形成されるモード/スケールを活用すれば良いのではないか?とも考えられるという事です。


 教会旋法の各モードが、メジャー/マイナースケールの第○音からスタートした変化だというのと同様に、和声短音階上でスタート地点を変えてみるとどうなるか?を見てみましょう。
 
AHarm.jpg

 和声短音階は、ドミナントモーションを起こせるように、また、基音と導音は半音関係が望ましいという理由で、自然短音階の導音(音階の第7音)が半音上がった音階です。

 Aハーモニックマイナーであれば、第7音Gが半音上がり、ABCDEFG♯といったスケールになります。

 先ずは、この和声短音階の音列を念頭において、ターゲットであるE7が形成されるⅤコード。

 スケール上の5thから始まる音階を考えてみましょう。

 音列は、EFG♯ABCDとなり、半音・一音半・半音・全音・半音・全音・(全音)と言う音程関係になります。


 こうして出来上がったスケールが、H.P.5(ハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ)と呼ばれるスケールです。

 以前、定番フレーズ23でスケール練習素材として取りあげた事もあるので、覚えていらっしゃる方があるかもしれません。

 この場合、基点はEですので、E H.P.5となるわけですが、一度Cを基点としてこのスケールを確認してみましょう。
 
Chp5.jpg

 C音を基点として、C H.P.5としたのが上記図です。

 こうして見ると、長音階や短音階のどれとも違うちょっと特殊な音列であるという事がお分かり頂けるかと思います。

 実際にギターで弾いてみると、よりH.P.5の独特な音階を感じて頂けると思います。


 では、話を”E” H.P.5に戻し、最初にあげたコード進行のドミナントセブンス、E7コードとE H.P.5を比較してみましょう。

Ehm5.jpg
 
 今回も、わかり易くするため、コードを転回し基本形に戻します。

 ドミナントセブンスコードE7の構成音は、E・G♯・B・Dの四つ。

 これらコードトーンは、E H.P.5に含まれています。

 残る、コードトーン以外の音はというと、F・A・Cの三音。

 この内、A音はコードトーンであるG♯と半音関係、1オクターブ上なら短9度関係ですからAVOID。

 オクターブ上ならルートから見て9thであるF音も短9度ではないか?と思われるかもしれませんが、マイナーキーのドミナントセブンスでは、マイナー感を強調する為にテンションノートとして♭9や♭13が使われる事が良く有ります。

 E7コードとE H.P.5スケールが同音程だと考えると少々使い方に注意は必要ですが、スケールがオクターブ上として考えると♭9・♭13として活用も可能なのでAVOIDとはなりません。

 従って、H.P.5のAVOIDは4thであり、テンションノートは9th(♭9th)と13th(♭13th)という事になります。


 こうしてみると、E7コードの上にE Phrygianが使えなかったのに対し、E H.P.5ならばしっくり来るというのが分かって頂けたかと思います。

 最初のコード進行。Am→Dm→E7へアプローチする一つの方法として、A Aeorian→D Dorian→E H.P.5という方法が成り立つ事となります。


 今回は、もっともわかり易い和声短音階上に現われるH.P.5スケールを例にあげましたが、ドミナントモーション時に使えるスケールというのは他にもあります。

 今後、長調にも短調にもどちらのドミナントモーション時にも使えるスケールや、短調ドミナントモーション時に限り使えるもの等を見て行きたいと思います。

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