Fender新型ベースの話題に続きまして、今度は一気に古いベースギターの話題です。
先ずは、”テレキャスターベース”と聞いて、どんな形のベースギターを想像するでしょうか?
そう、こんな感じのエレキギター版テレキャスターそのままの姿をしたベースギター。
最近では、Squierブランドよりこのタイプのテレキャスベースが発売されています。
国内外のアーティストが、こういった”テレキャスター型”のベースギターを使用している姿を目にする事もありますね。
しかし、今回話題とするテレキャスベースとは、ボディシェイプやピックガードが”テレキャスター型”というわけではない、もっと古いタイプのベースギターの事です。
ここで言うテレキャスベースとは、Fenderブランドより1968年から1979年まで発売されていたモデル。
Fender / Modern Player Telecaster Bass 最初の質問でも、ヴィンテージギター好きの方ならば、こちらのテレキャスベースを思い浮かべたかもしれませんね。
現在は、Fender Modern Playerシリーズからこのテレキャスターベースのリイシュー製品が発売されています。
ボディは、アルダー材。
メイプル1ピースネックがボルトオンジョイントで接合されています。
Fender / Modern Player Telecaster Bass 特徴的なのは、ヘッドの形状。
プレシジョンベースは、ストラトキャスター同様のヘッド形状をスケールアップしたような形であるのに対し、テレキャスターベースでは、ギターのテレキャスター同様のスリムなヘッド形状。
しかし、極初期のプレシジョンベースでは、こちらのスリムなテレキャスタータイプのヘッド形状の製品があったりもします。
初期プレシジョンベースをテレキャスベースと言ったり、テレキャスベースと混同されてしまったりする所以であります。
Fender / Modern Player Telecaster Bass 70年あたりに仕様変更が有ったテレキャスベース。
シングルコイルピックアップであったものが、ダブルコイルへと変更になりました。
Modern Playerシリーズから発売されているテレキャスベースは、ダブルコイル仕様。
現代のサウンドに追従する為、Modern Player Wide Range Precision Bass ピックアップが採用されています。
特徴的なピックガードに配置されたコントロールは、ネックボリューム、ブリッジボリューム、マスタートーン。
シンプルでいて機能性豊かな、フェンダーらしさを感じられるモデルです。
しかし残念な事に、このModern Playerシリーズテレキャスターベース、生産終了が決定し、現在流通している製品を以って終了というアナウンスがなされています。
其の為、アウトレットや特価品として販売されているようです。
探していた方には朗報でしょうが、実にフェンダーらしい一品であるだけに生産終了は少し悲しい気もします。
何時の日かまた、復刻される日が来るのを期待します。
Fender / Modern Player Telecaster Bass
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