ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ47回目。
先日の
ちょっとした小技記事の中で触れました、オルタネイトピッキングのお話。
オルタネイトピッキング習熟の為にアップピッキングの強化が効果を示す場合があると言う内容でした。
そこで今回は、このアップピッキングを積極的に練習してみようという内容です。
具体的には、ダウンピッキングのみでも演奏可能なフレーズに対し、あえてアップピッキングを使用する場面を挿入して弾いていくという内容になります。
従って、今回の各フレーズにはピッキング方向を指定する記号が付く事となります。
指定されたピッキング方向どおりに弾けるよう、チャレンジしてみて下さい。
と言っても、それ程難しい課題ではありません。

図は、ロックギターのバッキングとして良く使われる、ルートと五度の転回を組み合わせたパターンです。
実際、パターン自体はどんな物でも構わないのですが、要するにルート音部分はダウンピッキングで、五度の転回形部分はアップピッキングで弾いて行こうという練習です。
普段からこのパターンではアップピッキングを使っているよという方でもない限り、はじめは少々手こずるかもしれません。
アップピッキングの際、この場合不要な弦である1~3弦にピックが当たっても左手のミュートを活用すればミストーンは回避出来ますが、出来るだけ該当の弦のみをピッキングするという事に注意して練習すると、より難しい課題になるかと思います。

リズム・パターンの変化以外にも、6弦+3・4弦と言うパターン等、色々な場面を想定してどんな弦に対してもスムーズにアップピッキング出来るよう練習してみるのも良いと思います。
6弦ダウンから1弦アップなど、ピックの振り幅(ピックの移動幅)が広い内容も練習していくと効果的だと思います。

極端な例では、こうしたパワーコードの8分刻みを全てアップピッキングで弾いてみるなんていう練習も良いと思います。
実際やってみるとこれがなかなか難しく、練習し甲斐のあるものです。
普段、アップピッキングだけを積極的に練習していないと言う方ならば、意外と短期間で効果を感じられ、ある程度こなせるようになるのではないでしょうか。
ある程度出来る様になってきたら、更に精度高めるべくフォームを見直したり、チェックを怠らない様にするのは他の練習同様です。
一見、無駄な練習にも見えますが、練習不足になりがちなアップピッキングを積極的に練習する事で、ピッキング諸動作の柔軟性アップや筋力トレーニングにもつながると思いますので、是非一度はトレーニングしてみる事をお勧め致します。
ダウンピッキングとアップピッキングで弾いた場合のニュアンスの差にも注意して練習すると、より面白い練習が可能になるかもしれません。

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