有り余る労働力と低い賃金を武器に、超低価格の製品やスリムでスタイリッシュな製品を投入してきたりと、新規参入が絶えない
中国ブランドのエフェクター。
また、新たな(?)Made in Chinaエフェクターシリーズが登場しています。

TONEBOX / DISTORTION
中国製エフェクター。TONE BOXシリーズです。
TONE BOXと言えば、数年前に立体的な頭蓋骨型エフェクターを発売したブランドが思い出されますが、あちらは米国製。
という事は、ありがちなブランド名が同一なだけで、中国製TONE BOXは、別のブランドという事なのでしょう。

TONEBOX / DISTORTION
Made in ChinaのTONE BOXは、中国製という事で一般的な有名ブランドの製品に比べ、若干価格低め。
シリーズ中もっとも価格の低いDistortionペダルは7,000円程です。
しかし、中国製ブランドの品としては激安という訳でもありません。
では、中国製TONE BOXの売りは?というと、Distortionモデルこそシンプルな3コントロールのストンプペダルですが、他の機種は、同じ価格帯の製品と比べ詳細なコントロールが可能になっている点がアピールポイントであると考えられます。

TONEBOX / DISTORTION2
Distortion ”2”という製品を見てみると、レベルとゲインに加え、プレゼンスとハイミッドというちょっと面白い組み合わせの4コントロール。
中央のミニスイッチはミッドブーストスイッチです。
何やら面白そうなペダルです。

TONEBOX / REAL VINTAGE OVERDRIVE
続いて、REAL VINTAGE OVERDRIVE。
REALだのVINTAGEだのと如何にもなネーミングのこちらは、定番のドライブ・トーン・レベルの3コントロール。
二つ搭載されたミニスイッチは、左がブースト機能のOn/Off。
右はクリッピングのモード切替です。
有名メーカーの高級ペダルに付いているような細かい設定機能が、この価格で搭載されているとは少々驚きです。

TONEBOX / SUPER METAL
ハイゲインモデルもしっかり押さえています。
Super Metalは、3バンドイコライザーを備えた5コントロール。
3モードの切替ミニスイッチが搭載されております。

TONEBOX / DELAY & REVERB
シリーズ中、最も売価の高いDELAY & REVERBでも10,000円程の価格。
ディレイとしてもリバーブとしても使えるこちらにも、残響音をデジタル的に出力するかアナログの様に劣化させて出力するかのモード切替スイッチ付です。

TONEBOX / ANALOG CHORUS
最後はアナログコーラス。
細かい揺れからゆったりとした揺れまで、3つのモードを変化させるミニスイッチ付。
SPEEDコントロールと連動したLEDは、SPEEDの値に応じて明滅するそうです。
これまた、高級機種に搭載されているような機能ですね。
以上、六機種。
どのモデルも、9V乾電池かもしくは9Vアダプターの2電源方式。
トゥルーバイパス仕様です。
中国製ながら、驚くほどの廉価ペダルという訳ではありませんが、その分機能面に力を注ぎ商品力をアップさせた印象のTONE BOXシリーズ。
中国ブランド同士のシェア争いも激化していると思われる昨今。如何に売れる製品を作りだすか、と言った中国メーカーの苦心が窺えるエフェクターシリーズであると感じました。
ブランド名に拘りがなければ、どれもなかなか面白い製品。一つの選択肢になりうる製品であると思います。

TONEBOX / DISTORTION

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