尚も続々登場中の
池部楽器店創業40周年記念シリーズの中から、今回取り上げるのはギター製品。
池部楽器店とFender Japanがタッグを組んで開発された特別なストラトキャスターです。

それがこちら、スモールヘッドの62年モデルストラトキャスター。Fender Japanブランドの最高峰モデルVSP(=Vintage Special)を基本にした特別仕様。Fender Japan ST62/VSP/IKB40TH Thermo Wood Neck。
こちらは、薄らと木目が見えるUSブロンドカラー。
ゴールドパーツとのコントラストも美しく、高級感溢れる仕上がりです。
と、ここまでで素晴らしい仕上がりの特別制作品というのは何となく分かります。
しかし、池部楽器店創業40周年記念の特別なストラトキャスターの真価は、製品名に付けられたThermo Wood Neckという部分にあります。

ヘッド回りを見てみると、少々驚きます。
迫力ある暗褐色のヘッドです。
となるとローズウッドネック採用なのか?というとそうでもありません。
ネック材はメイプルです。
木材を無酸素状態で高熱処理するという特別な”サーモ処理”の施されたメイプルネックだそうです。
そういえば、2014年モデルGibson
ES-335Studio等に採用されている焙焼処理されたメイプル指板という物もありました。
細かい処理の差は分かりませんが、これをネック全体に施した様な形になるのかもしれません。

このサーモ処理されたネックを採用する事で、ボディカラーとの対比も美しい独特な雰囲気を持ったストラトキャスターとなっております。
見た目だけでなく、処理された木材は湿度変化にも強くなるそうで、環境変化に強いネックに仕上がっていると言えるのかもしれません。
サウンド面でも”独特の枯れたニュアンスが得られる”との説明がありますので、興味の湧く所です。
Fender Japan製品としては、少々値の張る一品ですが、ボディ材はアルダー2ピースという豪華な仕様。
高い精度で組み上げられ、特別なサーモウッドネック採用とまさに特別な品。見どころの多い製品であると感じます。
更に今回、特別なレザーギグケースが付属するそうです。
本品は、Fender Japan ST62/VSPが基本となっておりますので、スペックは指板R184R等、ビンテージスペック。
USブロンドカラー以外にも、スリートーンサンバーストカラーのモデルも制作される様です。
こちらは、サーモウッドネックの暗褐色と相まって、全体がグッと締まった印象になっております。
どちらのカラーも独特な雰囲気を醸し出す仕上がり。
池部楽器店創業40周年記念に相応しい特別な一本に感じます。


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