ブランドとしては100年以上の歴史を誇る名門「Gretsch」から、なんとも奇抜なアイディアのエレクトリックアコースティックギターが発表されています。

GRETSCH 「G5034TFT Rancher」というモデルです。
先ず見ての通り、尋常ならざるインパクトを持った一本。
GRETSCH Rancherシリーズの顔とも言える印象的なトライアングルサウンドホールを持つ、ビグスビー・ビブラート・テールピース搭載のエレクトリックアコースティックギターで御座います。
しかも、ネックエンド付近には、Fideli'Tron Humbuckingピックアップ(エレキギター同様のマグネティックピックアップ)を搭載しています。
ラミネイテッドメイプル材のアーチドトップには、ピックガードが標準搭載。
1ボリューム仕様。

エレクトリックアコースティックの概念を打ち破る、フルアーマーエレクトリックアコースティックギターとでも呼びたくなるような製品です。
ビグスビーユニットから繋がるロッキングバーブリッジ。これがローズウッドのベースに乗っている様が何故か強烈なカッコよさを感じさせます。
メタルパーツ類がゴールドという仕様も豪華でセンス良く見えます。
ネックスケールは25インチ(635mm)。スカーフジョイントされたヘッド、2ピースマホガニーのネックという仕様です。
今回、マグネティックピックアップ搭載、ビグスビーユニットなしというGRETSCH Rancherも登場しています。

こちらG5031FT Rancherは、ソリッドスプルーストップ。
ビグスビーユニットなしという事で、通常のサドル採用のモデルです。
G5034TFT Rancherと比べると随分と落ち着いた印象のG5031FT Rancherですが、Fideli'Tron Humbuckingピックアップ搭載、1ボリュームという仕様は同じなので、こちらもなかなか強烈な一本です。
マグネティックピックアップ+通常のサドルという構成のG5031FT Rancherは、ジョン・レノンご愛用として取り上げた事のある
Gibson J-160Eに通じる物があります。
普通のエレアコでは満足出来ないという方には面白いギターなのではないでしょうか。
伝統的な物/構造が良しとされがちな楽器ですが、こういったチャレンジ精神溢れるニューモデルは見ているだけで楽しい気分にさせてくれます。
使いどころ云々ではなく、純粋に欲しくなるような一品だと感じます。

Gretsch / G6134B Black Penguin

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