カナダの音楽機材メーカー「Radial engineering」から、また少し変わったブースターペダルが登場しています。

Radial engineering / ELEVATOR
海外では、今年3月頃から販売開始されたRadial engineering 「ELEVATOR」です。
製品画像に説明があります通り、ブースターにBASE LINEセクションという詳細設定可能なバッファーを組み合わせた製品になります。
本体左のBOOSTERセクションでは、3点セレクタースイッチでミッドレンジのブースト具合を設定可能(OFF/5dB/10dB)。
GAINコントロールつまみでブースト量を(+18dB まで)調整出来ます。
本体右側、BASE LINEセクションは、バッファー部分の設定。
コントロールノブが付いていない様にみえますが、これが正式仕様。
誤操作を防ぐ為、ノブは取り付けられておらず、ポテンションメータは一段低く配置されております。
こちら側にも3点セレクターが配置されており、左からTRUE BYPASS/BUFFER/DRIVE PRESETと三つのモードを選択可能になっています。
TRUE BYPASSはそのまま。バッファー回路を通さない設定。
BUFFERモードは、もちろんバッファー回路を通す設定。
DRIVE PRESETは、本体中央、ノブの無いポテンションメータ「DRIVE」コントロールで設定したレベルをバイパス時にも出力するモード。
これと「DRUG」コントロールとを合わせて、バッファーの詳細な設定まで可能な仕様です。
単に信号をブーストするだけでなく、実に繊細な音作りに応えてくれるペダルであります。

Radial engineering / ELEVATOR
ノイズ対策、信号減衰を防ぐ為にバッファーを通すか、音質が変わる事を嫌い通さないか。
ブランドにより定義されたバッファーの味付けが好みかそうでないかを選択するだけではなく、自身で積極的に設定まで出来るとなればその用途は広がり、より一層サウンドの作り込みが楽しくなりそうだと言えます。
本体駆動には、別途9Vアダプターが必要となります。電池駆動は出来ません。
ギターとアンプ。必要最小限のシステムを使用している方には、特に研究のし甲斐があり面白味のある製品なんではないかと感じます。

Radial / Bones London ディストーション

石橋楽器店
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