Bacchusブランドと同じように株式会社ディバイザーのブランドとして名を連ねる高級ギターブランド「momose」。
飛鳥工場シニアマスタービルダー「百瀬恭夫」氏率いる、熟練ビルダー達によって生み出されるそれは、名実ともに高級な楽器です。
そんな、高級ブランド「momose」が2014楽器フェアに出展した作品は、驚きの仕上げが施されたエレキギターでした。

なんと漆塗り。
漆塗りとはもちろん、漆の木の樹液を塗料として利用する日本古来から利用されて来た伝統技法。
食器や家具・調度品に利用されているのを良く見かけます。
確かに、古典的な楽器にも利用されて来た漆塗り。しかし、これを現代的なエレクトリックギターの仕上げに使ってしまったというのですから驚きです。
アイディアとしては以前より存在したものかもしれませんが、高級ブランド「momose」が本気で取り組んだ漆塗りエレキギター。溜息出る程の惚れ惚れする仕上がり具合となっております。

アッシュ2ピースという贅沢なボディ材は、拭き漆という手法で仕上げられているそうです。
この手法。色味や風合いを上手く引き出すためには、かなりの技量が必要だとか。
エレキギターの形はしていますが、最早高級和家具の様な面持を感じます。
高級なのは仕上げや材料だけでは無く、ピックアップにはアメリカ製ハンドワイアリングピックアップ「MojoTone」を採用。
音質面まで妥協はありません。

こちらの拭き漆仕様は、テレキャスタータイプ、ストラトキャスタータイプ、ジャスマスタータイプの三種類が用意されております。
スペックシートに記載された「FINISH: URUSHI」という文字がやけに格好良く見えます。
更に更に、石目漆という手法で仕上げられたモデルも制作されています。

石目漆とは、漆の粉を撒いてから、研ぎ、表面に凹凸を持たせ石の様な質感を与えた仕上げ方法です。
こちらもまた、高級感のある仕上がり。
ゴールドパーツとの相性もバッチリです。
石目漆仕上げのモデルは、2ピースアルダーボディ仕様。
ピックアップはこちらも「Mojotone」。

ラインナップは、拭き漆製品同様、テレキャスタータイプ、ストラトキャスタータイプ、ジャスマスタータイプの三種類。
各モデル共、何処か”和”を感じさせる素敵なカラーリングが施されております。
伝統技法を用い仕上げられたエレクトリックギター。
「momose」ブランドの粋な遊び心と確かな技術力を感じさせてくれる素晴らしい製品に感じます。
これこそ、楽器として使うのが勿体ないと思ってしまうような工芸品なのかもしれません。


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