今回のおもしろグッズは、あまり個人で所有する様な製品ではないかもしれません。
ですが、バンド仲間が居る方にとっては非常に面白い製品、セッションミキサー。
これまでも、いくつかのブランドが似たような製品を発売しておりましたが、今年9月、Roland社が発売した「HS-5 Session Mixer」は、充実の機能と抑えられた価格が魅力の一台です。

Roland / HS-5 Session Mixer
簡単に言えば、各種プレイヤーが各々の楽器をこのミキサーに接続し、それぞれが好きなミックスバランスでモニター可能、同時に演奏をUSBメモリ等に録音可能という機械です。
メインミックスも加えれば、各々別のミックスバランスで最大五人のメンバーでのセッションが可能になります。
更に、本機を二台用意すれば、最大8人までのバンドアンサンブルに対応出来るそうです。
A、B、C~と分割された各ステーションには、ライン/ギター/ベース/マイクのインプットセレクターとリバーブコントロール、モニターヘッドフォンレベルとマイミックスコントロールがそれぞれ配置されています。
プレイヤー其々が、自身が演奏し易い様にモニター状態を設定可能です。
インプットセレクト機能が搭載されていることからも推測出来るように、A~Dの4つのチャンネルにはモデリングアンプを搭載。
ギター/ベースチャンネルでは、ギター用10種/ベース用5種のモデリングアンプが選択可能です。
マイクチャンネルには、コンプレッサーとエコーやディレイを組み合わせたエフェクトを搭載。5種から選択出来ます。
各チャンネル毎にゲイン量やイコライザー(3バンド)、パン(L/R、定位)も個別に設定出来ます。

Roland / HS-5 Session Mixer
楽器の接続はほとんど本体背面に統合。(Eマイクチャンネルのみ本体側面に接続)
各チャンネル毎のマイク用XLR端子入力とステレオでもモノラルでも使える1/4インチプラグの入力が並びます。
ここにもA~Dのステーション名が表記されておりますので、接続に迷う事は無いでしょう。

Roland / HS-5 Session Mixer
USBメモリーへの録音は、2トラック(ステレオ)で行われます。
WAV(44.1kHz、16 ビット)形式で記録。512MB~32GBまでのUSBメモリに対応。
2GBメモリーでおおよそ3時間の録音が可能だそうです。
また、本機すべての設定をUSBメモリーに保存しておくという事も出来ます。
USBメモリーへの録音ではステレオですが、パソコンに接続する事によりマルチトラックレコーディングも可能です。
DAWソフトウェアと組み合わせて、バンド演奏の一発録りなんていう使い方も出来ます。
タップテンポ機能ありのメトロノームも搭載。
本機の有用性・良さを表現している素晴らしい出来栄えのプロモーションビデオ。
実に楽しそうな雰囲気が伝わって来ます。
レコーディングと大げさに考えなくとも、単にバンドでの練習を録音してみたりしても面白い製品だと思います。
初めに申しました様に、あまり個人で入手する様な品ではありませんが、練習スタジオなどでレンタルしたりしてくれたら嬉しい製品かもしれませんね。

Roland / HS-5 Session Mixer

業界No.1のインターネット楽器販売専門サイト石橋楽器店!
- 関連記事
-
スポンサーサイト