スタンダードな歪みペダルからぶっ飛びエフェクトまで多彩なラインナップを取りそろえる「Electro-Harmonix」ブランドから、新作ペダルが2機種が発売されます。

Electro Harmonix / Octavix Octave Fuzz 【NAMM2015】《2月中旬発売予定/予約受付中》
最初の新作ペダルは、クラシカルなエフェクトの一つ”オクターブファズ”ペダル。
Electro-Harmonix「Octavix」です。
”オクターブファズ”と言うと、ジミ・ヘンドリックスやRoger Mayer「Octavia」等を連想させます。

ファズサウンドにオクターブアップした音を重ねる事により産みだされる、暴れる様なサウンドが特徴のエフェクトです。

Electro Harmonix / Octavix Octave Fuzz 【NAMM2015】《2月中旬発売予定/予約受付中》
Electro-Harmonix定番サイズのスリムな筐体に収められた「Octavix」。
コントロールは、Volume/Boost/Octaveの三つ。
Boostコントロールで歪みの量を調整し、Octaveコントロールでオクターブアップしたトーンの音量を調整するという分かり易いシステムになっております。
本体中央のミニスイッチは、回路全体にかかる電圧を9Vか24Vかに設定するモード切替スイッチ。
9V時にはクラシックでルーズなファズサウンド。24V時ではよりタイトでリッチなオクターブアップのトーンが得られるとの事です。
トゥルーバイパス仕様。
小型の本機ですが、アダプター駆動以外にも電池駆動にも対応しています。
クラシカルなエフェクト”オクターブファズ”は、好きな人にはたまらないエフェクトだと思いますが、現代に於いて一般的かというとあまりそうでもありません。従って、多くの機種が比較的高額。
そんな中、登場の「Octavix」。
流石Electro-Harmonixブランド。価格的にも頑張っている様に感じます。
続いての新型ペダルは”超”高性能と言うに相応しいトレモロエフェクトペダル。

Electro Harmonix / Super Pulsar Stereo Tap Tremolo 【NAMM2015】《2月中旬発売予定/予約受付中》
見るからに機能満載と言った感じの新作、Electro Harmonix 「Super Pulsar Stereo Tap Tremolo」です。
エレキギターに搭載されているアーミングユニットの事を”トレモロアーム”と呼んだりする事から誤解されがちですが、ご存知の様にアーミングの揺れは弦張力を変化させる”音程”変化。
対して一般的なトレモロエフェクトは、周期的・断続的に”音量”変化を与えるエフェクトです。
簡単に言えば、エレキギターのボリュームを機械的に上下する様なエフェクトになります。
本機では、この音量変化の波もサイン波/三角波/パルス波と三つの波形から選択可能で、揺れのスピード設定にはTAPテンポ機能も利用可能。
ヴァイオリン奏法の様に聞こえるリバーストレモロと言った使い方も出来ますし、外部エクスプレッションペダルを利用したリアルタイムでの音量やスピード、レートやデプスといったパラメーター変化も可能にしています。
更に注目されるのが、TAPディバイド(発音リズム設定)。この発音リズム設定は、8種類まで保存/ 呼び出し可能。
設定したリズムに合わせて音量変化を起こすというリズミックトレモロが兎に角面白いです。(動画4:40あたり)
本体上部のリズム設定を表すインジケーターが明滅する様子は、見ているだけでも楽しめます。
それ以外にも、トレモロスピードを徐々に早くしたり、遅くしたりするエンべロープトレモロ等、地味な印象のトレモロエフェクトがこれ程面白い表現が出来るエフェクトだったのかと感動してしまいました。
入出力も、スタンダードなモノイン/モノアウトから、ステレオイン/アウト、モノイン/ステレオアウト、ステレオイン/モノアウトと豊富な対応。
まさにスーパートレモロマシーンと言えるElectro Harmonix 「Super Pulsar Stereo Tap Tremolo」。
高級品ではありますが、売価に納得させられてしまう様な素晴らしいエフェクターだと思います。
どちらの新作も、二月中旬頃発売予定です。

electro-harmonix / Pitch Fork Polyphonic Pitch Shifter

楽器の事ならアフターも安心の石橋楽器店!
- 関連記事
-
スポンサーサイト