本日は、イシバシ楽器店さんの方に入荷したちょっと面白いベースギターのお話です。

Sago / Prime Edge 5 Red LED S/N:RS15030901
なんともド派手な見た目の五弦ベース。
兵庫県のカスタムメーカー「
Sago New Material Guitars」制作の一本です。

Sago / Prime Edge 5 Red LED S/N:RS15030901
大胆なボディデザイン。
バランサーや3イコライザー + ミッドフリーケンシーコントロールを備えた複雑な操作系。
現代の、最新のベースギターと言った風貌です。
しかも、それだけでは御座いません。

Sago / Prime Edge 5 Red LED S/N:RS15030901
ポジションマークが光ります。
近年見かける様になったこうした細工も、最新のベースギター感を更にアップさせる演出になっていると感じます。

Sago / Prime Edge 5 Red LED S/N:RS15030901
カスタムショップならではの造り込みは、ネックジョイント部の複雑なデザイン/細工にも見られます。
コンパクトで扱い易いボディ。ハイフレットでの演奏性の向上。
デザイン的な造形美だけでなく、プレイアビリティにも配慮したデザイン/アイディアは流石カスタムショップ製と感じる完成度です。

Sago / Prime Edge 5 Red LED S/N:RS15030901
素晴らしい出来栄えのSago Prime Edge 5。
しかし、真の凄さはボディマテリアルに隠されているのかもしれません。
今や、Sago New Material Guitarsと言えば知られる存在になった”サーモウッド”。
200度の高熱で乾燥処理されたサーモアルダー材がボディマテリアルとして使われています。
サーモウッドは、2000年代に入り研究が進んだ木材の特殊加工技術。
ベイクド加工、焙焼加工、ローステッドウッド等様々な呼ばれ方はしますが、有名ブランド製品にも使用されるなど近年ギター材への採用が増えて来つつある加工素材です。
何より、高熱処理されることで木材の”安定化”が見込め、湿度の影響を受けにくい材となるそうです。
当然、サウンドへの影響も産まれますので、Sago New Material Guitarsではネック材のみにサーモウッドを採用してみたり、ボディ材のみに採用してみたりと、目指すサウンドの方向性によって材選定/設計が行われているそうです。
今や希少・貴重となった良質な天然木。
自然と高価になる希少材を使うよりも、特殊な加工を施す事によって良質な材を産みだそうという考え方。
これからもっと注目され利用されて行く技術になるのだと思います。

Sago / Classic Style J4 Custom UNISON SQUARE GARDEN 田淵智也モデル S/N:RS15041806

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