オーストラリアのハンドメイドブランド「
MI AUDIO」から、アナログ”ライク”な音色に拘ったディレイペダルが発売となりました。

MI AUDIO「LO-FI DELAY」というエフェクターです。
あえての”LO-FI”と名付けられている時点で、特別な拘りを感じてしまうこのペダルですが、基本的にはデジタルディレイです。
しかし、ミキシング回路やフィルタリング回路部はアナログ回路で形成されているという、デジタル/アナログ双方の利点を上手く纏めた設計となっている様です。
こうした特別な回路は、もちろんアナログ”ライク”な音色を得る為の物。
今だ根強い人気のアナログディレイの音色をデジタル回路で得られる様工夫されています。

その音色への拘りは、搭載されたコントロールノブの多さと複数のミニスイッチからも窺えます。
三つあるミニスイッチの丁度真ん中。HI/LO Tone Switch。
「HI」に設定すれば、ブライトなデジタルディレイ。「LO」に設定すればやや曇りのあるアナログライクなディレイサウンドへ。
”LO-FI”DELAYとしながらも、アナログとデジタルどちらの音色にも対応出来る設計です。
ミニスイッチ下段は、トレイル機能のON/OFF。
ペダルOFF時の残響音を残すか、カットするかの設定。
そして、上段ミニスイッチはと言うと、波形の切り替え「SHAPE Switch」。
そう、この「LO-FI DELAY」は、モジュレーション機能も併せ持っているのです。

筐体を良く見れば、上段ミニスイッチ部と左下のコントロールノブ部が黒く色分けされています。
この黒く塗り分けられた部分のコントローラーがモジュレーション操作部となっています。
モジュレーションコントロールは、RATE ・ DEPTH ・ SHAPE Switchの三つで行います。
ディレイ部はすこし大きな二つのノブ、ディレイタイム”TIME”コントロールとフィードバック量を決める”REPEAT”コントロールによって行います。
更に右下、ディレイ回路へ送る信号の大きさを決める”INPUT”。
”LEVEL”は、ドライ音に対するディレイ音のミックスレベルをコントロールします。
と、コンパクトエフェクターでありながら、非常に細かい設定・操作可能な「LO-FI DELAY」。
更に、アウトプットジャックには、ステレオジャックが採用されており、ステレオY字分岐ケーブルを利用することにより、ドライ音とエフェクト音とを分離出力する事が可能になっております。
単なるディレイペダルでは無く、一台で色々な使い方が出来るディレイペダルをとお考えの方にはなかなか面白い存在の製品なのではないでしょうか。


楽天市場
- 関連記事
-