ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その39。
引き続き、和音構成音から考えるギターコードフォーム。
今回からは、五弦ルート。五本の弦を使ったコードです。
先ずは、フルコードの時と同じように、各弦が和音構成のどの部分を担当しているのか把握する事から始めます。

最も一般的な五弦ルートメジャーコードフォームと言うとこの形になるかと思います。
各弦の音程関係を見て行くと、五弦と三弦が根音/ルート。
四弦と一弦が5度音程を担当し、残る二弦一本がコードの性格を決定付ける3度音程となっているのが分かります。
レギュラーチューニングのギターならば五弦の開放は”A”音ですので、上記の形で五弦3フレットから押さえれば計5つの構成音のCメジャーコードとなります。
コードの性格を決める音、3度音程の場所が分かった所で、今度はメジャーコードからマイナーコードに変化させてみようとすると、

三度音程を半音下げれば良いのですから、これはフルコードの時と同じ。実に簡単です。
また、コードの構成・配列に注目してみると、この形の五弦ルートメジャー/マイナーコードは、例え五弦や一弦を省略してもメジャー/マイナーコードとして成立しているのが確認出来るかと思います。
さて続いて、上記の形からドミナントセブンス/マイナーセブンスを考えてみましょう。
メジャー/マイナーコードからドミナントセブンス/マイナーセブンスに変化させるには、何処かに根音から見た短7度音程を加えれば良いという事になります。
先ず、ドミナントセブンスから。

これも、フルコードの時の変化と似た様なもの。
シンプルな形なので、覚えやすい変化だと思います。
続いて、マイナーコードからの変化、マイナーセブンス。

ドミナントセブンスへの変化と同じ様に、三弦ルート音を全音下げてやる形。
上記のドミナントセブンスよりも、押さえやすい形と考えられます。
省略形含め、パワーコード(5度コード)からの変化など良く活躍するコードフォームだと思いますので、上記変化を踏まえつつ実際に押さえ、よくよく練習しておくと良いと思います。

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