90年代、Ibanezブランドより発売されていた、独自シェイプのエレキギターモデル「Talman」シリーズ。

Fender社製品を思わせる独自デザイン。
今や見かけなくなってしまったレゾンキャスト(※)/キャストウッドボディを採用したりしているのも時代を感じさせるポイントです。
当時を知る方にとっては懐かしく思えるエレキギターモデルなのではないでしょうか。
(※) レゾンキャスト:俗にいう集成材。合板を集成材と言ったりもしますが、レゾンキャストの場合は木片を接着剤で固め成形した材。MDFに近い素材です。環境の変化による狂いは少ないという利点はあるものの、材密度が高く接着剤も入るので重くなってしまう等のマイナス面もあります。現在でも低価格な家具にこうした種類の材が利用されているのを見かけます。
今や廃盤となってしまった「Talman」デザイン。
今回、装いも新たにベースギターとなって登場します。

9月中旬発売予定。ibanez「TMB100」と「TMB300」です。

「TMB100」モデルの方は、一般的なPJスタイルのピックアップ採用。指板ドットインレイのモデル。

「TMB300」モデルは、リアピックアップにDynamix J2を採用し、ピックガード上にシリーズ/タップ切り替えのスライドスイッチを搭載。指板ブロックインレイを採用したモデルとなります。
どちらも、パッシブピックアップ仕様。Ibanez Custom Electronics 2-band EQ搭載。ボリュームとバランサーを持ち、ブースト/カット可能なアクティブイコライザー搭載です。
本体は、マホガニーボディにメイプルネックの組み合わせ。
ネックスケールは、一般的なロングスケール、34インチ。ミディアムフレット採用。
ネック裏の仕上げにも違いがあり、「TMB300」はグロス仕上げ。「TMB100」はサテン仕上げとなるそうです。
ベースギターとなっても、やはりFender製品と見紛う「Talman」デザイン。
ジャックプレートの形状も扱い易そうな良いデザインであると思います。
一見すると、プレシジョンベース?と思わせておいて実は全然異なる「Talman」ベース。
人とはちょっと違うベースが欲しいという方には注目のモデルとなりそうです。


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