ギターにまつわるちょっとおもしろいグッズ。
今回は先日ふらっと記事にしましたリアルスプリングリバーブ 「
DSR-1 Spring King」の発売元、「Danelectro(ダンエレクトロ)」をおもしろグッズとして取り上げてみたいと思います。
近年ではエフェクターメーカーとしてのイメージの方が強いアメリカの楽器メーカー「Danelectro」。
比較的安価なコンパクトエフェクターやレトロライクなエフェクター群が良く知られています。

そんなDanelectro社が設立されたのは、1947年。
ギターメーカー大手のFender社に並ぶ程、大変歴史のあるブランドでもあります。

エフェクター以外にも、独特なレトロイメージのアンプ製品なども製造するDanelectroですが、これまた独特でインパクトのあるエレキギターを製造している事でも知られています。

少し珍妙とも言える独特な見た目のDanelectro製ギター。
現在でも製造し続けられている、これらギター製品の歴史も長く、細かな仕様変更を重ねながら復刻品が発売されたり、独特なデザインの新型が産み出され続けています。
中でも有名なモデルとして知られているのが、Danelectro 59-DC(DC=ダブルカッタウェイ)。

彼の
ジミー・ペイジが同様のギターを使用していたのが有名です。
Led Zeppelin好きの私としましては、彼の使用している姿があまりに鮮烈で、今でも憧れの一本といった感じの機種であります。
現在でも復刻版が発売されているDanelectro 59-DCですが、Danelectro製ギターの少し変わっている点はデザインだけではありません。
初期にはソリッドギターも製造していたようですが、現在のモデルの多くがセミホロウ構造であるという事。
更にそこへ使われている材料は、正確には木材ではなく、メゾナイトという木材チップを利用した成形材=合板であります。
建材などにも利用されて来たメゾナイトの歴史は古く、その誕生は1920年代にまで遡ります。
卓球台やスケートボードに使われた事もあると聞くと、なんとなくその材質がお分かりいただけるかと思います。
ボディ材の種類に拘りをみせるエレキギターとしては、「合板」と聞くと少し安っぽいですとか音質的に良くないのではないか?なんていうマイナスイメージが付きまとうものだと思います。
20年程前に市場し氾濫していた、合板製のギター=廉価製品などというあまり良くないイメージもあるのかもしれません。
しかし、Danelectro製ギターは、このメゾナイトをボディ材に利用する事で、これまた他社製品には無い珍妙なサウンドを得られるギターだと言っても良いでしょう。
世界的に有名なアーティストが、特に高級製品でもないDanelectro製ギターを一本は持っていたりするのは、一種独特な他には代えがたいサウンドが得られるというのがその理由なのかもしれません。
リップスティック型のピックアップ、Danelectro独自のブリッジ等、デザイン以外にも見どころの多いDanelectro製ギター。
何時か私も手に入れたいと思い続けている一品であります。


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