アメリカから新しいエフェクターブランドが日本上陸です。
その名も、「Paisley Tubby Effects(ペイズリー タビー エフェクツ)」。
ヴィンテージエフェクターを再現したり、更に改造強化を施した製品を得意とするブランドの様です。
そんなPaisley Tubby Effectsの製品がこちら「Paisley Vibra Fuzz」。

Paisley Tubby Effects / Paisley Vibra Fuzz
製品名からどんなエフェクトなのかおおよその見当が付くと思いますが、こちらファズ+ビブラートと言う組み合わせのユニット。
しかし、往年の名機を愛するブランドというからにはその元となるエフェクターが存在する訳です。
その元になったエフェクトユニットというのが、伝説の国産エフェクター「Psychedelic Machine」だと言うのですから驚きです。
「Psychedelic Machine」は、当初Honey社から販売されていた製品。
しかし、実際の製造はこれまた伝説のメーカー「新映電気(Shin-Ei)」。
今日まで幾多のクローン機器が開発されて来たShin-Ei「
Uni-Vibe」とほぼ同時期に製造されていた大型エフェクトユニットです。

1960年代後半の国産名機を現代に蘇らせるべく開発された「Paisley Vibra Fuzz」。
本家に比べれば驚くほど小型化された本体。サイズは約120×90×60mm。
本家が使い易く改良されて行ったのと同じように、FuzzとVibe別のボリュームが用意されています。

Paisley Tubby Effects / Paisley Vibra Fuzz
二つあるフットスイッチは、FuzzとVibeそれぞれのバイパススイッチ。
コーラス、ヴァイブ、トレモロの切り替えスイッチとA/B2種のファズモード切替スイッチを搭載しています。
本体上部に配置されたコントロールの他に、ファズセクション/モジュレーションセクション両方に内部トリマポットが内蔵されており、更なる微調整が可能な仕様となっているそうです。
エクスプレッションペダルによるフットコントロールにも対応。
駆動には、付属の18VDCアダプターを利用します。
伝説の日本製エフェクトが時を経て、その姿を変えアメリカからやってくる。
そう思うと何やら感慨深いものがありますが、すなわちそれは長く愛される機器を我が国のメーカー/エンジニアが作り出していたという証明。
本家も現代版も、面白い物を作ってやろうという情熱が感じられる様なエフェクターだと思います。


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