気になるギタリスト57回目。
今回は、1980年代から活躍するベテラン日本人ギタリスト、本田毅さんです。

若い方なら、氷室京介氏のライブサポートでの活躍が良く知られている方なのではないでしょうか。
少しお年を召した方ならば、80年代に人気を誇った「PERSONZ」のギタリストとしての本田氏を思い浮かべるものだと思います。

87年メジャーデビューの「PERSONZ」は、シンディー・ローパーを思わせる風貌のパワフルな女性ボーカリスト「JILL」と本田氏のユニットとしてスタートしたバンド。
数々のCMソングやドラマ主題歌として楽曲が採用され、当時、大変な人気を誇ったバンドの一つです。
「PERSONZ」のヒット曲と言うと後に加入したベーシスト渡邉貢氏作曲の突き抜ける様なポップな曲のイメージが強いですが、本田氏もそれとはまた違った楽曲を数多く作曲して来ました。
ポップな路線とはまた一味違う、ギタリストらしい(?)楽曲。
「PERSONZ」というバンドをより色彩豊かなものにしていたのは、作曲家「本田毅」氏の功績と言えるのかもしれません。

ギタリストとしての本田氏は、多彩なエフェクター使いが有名。
透き通ったサウンドから幻想的なものまで、幾多のエフェクターを使いこなすスタイル。
当時から、雑誌等に特集が組まれ、エフェクター関連のスペシャリストとして多くのギタリストに影響を与えて来た存在として知られています。
70年代、80年代と急速な進歩を遂げたエフェクターを自在に操り、新しいサウンドを作り上げて来たギタリストのお一人と考えて間違いないでしょう。
人気ギタリストとしてその地位を手に入れた本田氏ですが、92年にPERSONZを脱退。

(現在は、他の活動と並行してPERSONZにサポートギタリストとして参加しています。)
以降、多くのアーティストのライブやレコーディングに参加。
サポートギタリストとして活躍して行く事となります。

2003年には、JUN SKY WALKER(S)、LINDBERG、UNICORNという名だたる人気バンド出身のメンバーと「Ai+BAND」を結成。

現在、実弟であるベーシスト本田聡氏と共に「fringe tritone」というバンドでも活躍中。
人気バンドのギタリストという枠に収まらず、変幻自在のスタイルで邁進する本田氏。
今や大ベテランと言えるお方ですが、これからも益々のご活躍を願うギタリストであります。


楽天市場
- 関連記事
-
スポンサーサイト