知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。
今回もギター練習法に関する小話。
愛好家の皆さまは演奏技量上達の為に日々色々な練習に取り組んでいらっしゃると思いますが、今回話題としますのもそんなギター上達の為の練習方法。
しかし、何年も何十年もギター練習をしている方にとっては当たり前、自然と行っている練習方法かもしれません。
その練習方法とは、自由にギターを弾くという練習であります。
自由に。と聞くと即興演奏をする練習か?とお考えになるかもしれませんが、そんなに堅苦しいものではありません。
とにかく自由に弾くだけ。
何となく手指に染みついてしまったフレーズ、丹念にコピーした曲の有る部分、なんとなく得意とするフレーズ、弾く内容はどんなものでも良いです。
極端な話、スケールだの運指フォームだのまで一旦忘れてしまって、それこそ自由に演奏しても良いと思います。
そんな出鱈目な練習が一体何の役に立つのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、先ず単純に愛用のギターに慣れ親しむ事が出来ます。
これは意外と重要な事で、借りて来た様にしか扱えないギターを上手く演奏すると言うのはなかなか難しいと考えるとその重要さがお分かり頂けるかと思います。
更に、自由に演奏すると言う事は、内容は自由でも”演奏する行為”は普段のギター練習の際に行っているのと同じ。
つまりは、手指や手首、腕等、総合的な肉体修練になると言う事であります。
おまけに、自由に弾けば良いのですから、変に教則本やお手本等に従おうとしなくて済みます。
普段、丁寧に練習しようとするあまり、場合により不足しがちな手指や体を”動かす”という練習が効率よく進められたりするのです。
更にもう一つ。
制約無くギターを演奏してみると、意外と楽しいと感じる事も多いのではないかと思います。
少しずつ上達して来て弾けるようになったフレーズ。
自由にギターを演奏しようとすれば、それらが自然と出てくる事でしょう。
当然フリーテンポで弾いて構わないのですから、得意なフレーズは自信を持ってより速く手慣れた感じで弾いてみたくなるのではないでしょうか。
そんな事を繰り返している内、ふと気が付く事があると思います。
得意であるはずが、ある程度テンポを上げて弾くと毎回同じ所でミスが目立つな・・・ですとか、毎回同じような所でミュートが不完全になるな・・・、特定個所でピッキングが怪しくなるな・・・等々。
それは、すなわちそこに苦手とする要練習課題があると発見出来たという意味でもあります。
自由に楽しくギターを弾くというのは、とどのつまりギターと触れ合う時間が長くなるという事にも繋がります。
ギターと関わる時間が増えれば、それだけ上達もしますし、気づける事柄も多くなります。
自由に弾くだけで劇的に上手くなるとは言いませんが、日々の練習その合間に、ただ自由にギターを弾いてみる(弾き続けてみる)というのも実に効果的な練習になるのだと思います。

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