昨日に続きまして「
Digitech」エフェクターの話題。
注目の新製品が登場するその陰で、当然
生産完了となって行く機種もある訳です。
DigiTechのカスタムDSP”Audio DNA”を搭載し、キャビネットモデリング機能を持ったコンパクトエフェクターDigitech「X-Series」。
昨年、生産完了という告知が出ました。
(Digi Delay, Digi Verb, Metal Master, Synth Wah, Tone Driver, Turbo Flange, Multi Chorus, Main Squeeze,Hyper Phase, Hot Rod)

DigiTech / XHD Hot Rod Rock Distortion 【店頭展示処分特価品!!】
国内流通在庫のみで販売終了。
既に、生産完了特価、アウトレットとして処分価格で販売されております。

最先端のモデリング技術を利用したデジタルエフェクト。
しかし、最近の各ブランドヒット商品を見てみると、拘りの回路設計やオリジナル要素を加えた物などが目立ちます。
デジタルエフェクトも安価な中国製が多く登場して来ている事もあり、「X-Series」生産完了というのも時代の流れ、必然なのかもしれません。

デジタルエフェクトならではの音色表現の幅広さ。
複数の音色を合成出来る「モーフィング」システムは、今見ても面白い試みであったと思います。
これだけで、何台分もの歪みエフェクトに匹敵する音色バリエーションを生み出せたりします。

歪み系以外にも、デジタルならではのクリーンさと簡単操作なコンプレッサーなど、見どころ多い製品シリーズだったと思います。
さて、今回生産完了機種に含まれていない「X-Series」はというと、「Distortion Factory」、「Chorus Factory」などの複数モデリングを搭載したコンパクトペダルがあります。
しかし、これら製品は既に生産完了が発表されていますので、市場在庫が全てだと思われます。

「Distortion Factory」は、通常サイズのストンプペダルの中に、実在するディストーションボックスモデルが七種類も搭載されているという、まさに”小さなディストーション工場”。
マルチエフェクターのディストーション部分を切り取った様な製品だと言えるかと思います。

搭載されているディストーションモデルは、Ibanez® TS-9、DOD® Overdrive/Preamp 250、Boss® DS-1、
Pro Co Rat、
Boss® Metal Zone®、
Electro Harmonix® Big Muff πと歴史的名品揃い。
上記、生産完了となったDigiTech® Metal Masterモデルも搭載されています。
2軸コントロールを含む7つのコントロールノブ。
モデリングされたディストーションを更に表現豊かなものにする3バンドイコライザー。
加えてMID FREQも備えているのでかなり幅広いディストーションサウンドが産み出せる仕組みになっています。
もちろん、キャビネットモデリングも搭載。
今見ても圧巻の仕様と感じますが、そこは進歩著しいデジタル機器。
これで、Digitech「X-Series」全ての製品が生産完了となりました。
長年愛され続ける品を作るというのは、つくづく大変なものだなと考えさせられます。

DigiTech / CF-7 Chorus Factory 

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