ギターにまつわるちょっとおもしろいグッズ。
今回は、近頃発売されたアコースティックギター用アイテム。

IK MULTIMEDIA / iRig Acoustic
iPhoneを音楽機材として活用を促す「iRig」シリーズでお馴染みの「IK MULTIMEDIA」が発売した、アコースティックギター/ウクレレに使用するこちら「iRig Acoustic」という製品です。
見たところコードの先にピック状の物がついた製品ですが・・・

IK MULTIMEDIA / iRig Acoustic
使用する様子を見ていただければ、すぐにお分かり頂けるものだと思います。
この「iRig Acoustic」は、ピック状の特殊なマイクをアコースティックギター/ウクレレのサウンドホール部に装着するだけで、表情豊かなアコースティックサウンドの収音を可能にする”モバイルマイクインターフェイス”であります。
マイクロフォン部は、エレキギターの様なマグネティックピックアップでもなく、かといってピエゾ方式でもない、最先端のMEMS(Micro Electrical-Mechanical System:微小電気機械システム)マイクロフォンが採用されており、たとえ録音環境が整っていない場所でも、環境ノイズや周囲の反響に悩まされる事なく集音出来てしまうという優れたマイクロフォンなのだそうです。
セッティングも簡単。マイク部のゴム素材クリップを装着するだけです。(クリップ部は最大4mm厚まで対応)

IK MULTIMEDIA / iRig Acoustic
iPhone用4極ミニ端子が付いた製品ですので、基本iPhone、iPadなどのモバイル機器に接続して使用する製品なのですが(※)、4極端子の手前にはスタンダードなステレオミニ端子のヘッドフォン出力も装備しています。
(※) CTIA/AHJ規格に準拠する4極端子を持つAndroidスマートフォン、タブレットなどにも使用可能だそうです。

つまりは、この出力端子からIK MULTIMEDIA「iLoud」などのスピーカーシステムや他の音楽機器へと出力が可能でもあります。
製品説明には、より良いアコースティックサウンドを集音するならば、”整った環境”と”ハイエンドコンデンサーマイクロフォンを使って収録するのが理想的”と述べていますが、なにより「iRig Acoustic」ならばギターやウクレレに挟むだけ。
高級マイクロフォンもマイクスタンドも要らず、マイクセッティングに頭を悩ます必要もない。アコースティック派にとって大変便利な機器だと言えるのではないでしょうか。
作品を残す為のみならず、日々の練習を録音して聞いてみると言うことが手軽に行える「iRig Acoustic」。
モバイル機器の進歩もそうですが、それに合わせて面白い音楽機材も次々と出てくるものです。

IK MULTIMEDIA / iRig Acoustic

石橋楽器店
- 関連記事
-
スポンサーサイト