かつて「Effector 13」や「devi ever fx」(※)を主催したdevi ever女史のニューエフェクターブランド「Fuzz Goddess」製品が日本に上陸。

(※) devi ever fxブランド自体は、アメリカブランド「Dwarfcraft Devices」が引き継ぎ現在も存続。

マフキラーと呼ばれるファズペダルを産み出したその手腕から生み出される「Fuzz Goddess」製品は、ブランド名にも入れられたファズペダルを中軸とした製品構成となっております。
今回、日本上陸を果たしたそのペダルラインナップは、ファズペダル25種(!)、ブースターペダル3機種。
正直、ファズペダルだけでそんなにも作れるものなのか?と驚く他ありません。

かつてのブランド名が付けられたFuzz Goddess 「EFFECTOR 13」は、devi ever女史が開発した回路の中でも最初期に作られたものをベースとしたファズペダル。
Volumeと”Magnitude”と名付けられた歪みコントロールのみというシンプルな構成。
ブーストからオーバードライブ、クラシックなファズまでをカバーする繊細な表現力が魅力のペダルになっているそうです。

少々面白い発想から生み出されているのが「FUCKTAVIA」。
今や伝説的と言える「ジミ・ヘンドリクス」のライブレコーディング音源の中でも音質の悪い物に注目。
劣悪と言える環境で収録された音源からインスピレーションを受け制作されたペダルなのだそうです。
良質な音を追求するのが当たり前のエフェクターにおいて、まさに発想の転換。
劣悪が故に生み出された伝説の轟音を再現します。

ブースター製品も面白く、クリーンなモノから強い味付けが成されるものまで用意。
Fuzz Goddess 「CLEAN BOOST」は、+25dBまでのブーストが可能なクリーンブースター。
トーンに軽い“スパークル”を付加することが出来ると紹介されています。

「DIRTY BOOST」はその名のとおり、音色にダーティーさや暖かみを加える事が出来るブーストペダル。
アンプをプッシュする際にちょっとした味付けを付加出来る面白い存在になるのではないかと思います。
ベース用も含め、クラシックファズからオクターブファズ、発振物など、ファズに拘り抜いたラインナップの「Fuzz Goddess」製品。
ある意味、使い手を選ぶペダルが多いとは思いますが、それがまた強烈な個性を持つ製品群であるという答えになっているのだと思います。


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