2015年スタートのまだ新しいブランド。
ニューヨークを拠点とするペダルブランド「TOMKAT Pedals and Electronics」から空間演出に拘ったディレイ+リバーブペダルが発売になりました。

独特な筐体グラフィックが印象的な「DAY DREAMER Echo-Reverb」です。
ビルダー「トム・コート」氏は、ファズに拘りを持っているミュージシャン/技術者。

事実、これまでTOMKAT Pedals and Electronicsから発売されているいくつかのペダルはどれもファズペダルです。

「DAY DREAMER Echo-Reverb」は、そんな彼が初めて挑んだ空間系エフェクトになるそうです。
コンパクトなペダルに、ディレイとリバーブを組み込んだというだけで便利な代物に違いないと思えるところですが、その機能や音色に関してもビルダーの拘りが窺える仕様となっております。
独立したディレイとリバーブは、それぞれエフェクトレベルの設定が可能です。
Echoつまみがディレイレベル調整。上段中央の小さなつまみReverbがリバーブのレベル調整になっています。
残りは、ディレイタイム(Time)とフィードバック(Regen)の調整になります。(最大ディレイタイム600ms)
こうして見ると、リバーブはレベル調整のみという仕様ですが、その音色には拘りが見られるもので、ブライトでスプリングライクなサウンドが特徴。更に軽いモジュレーションを加えた音色となっているそうです。
それぞれのエフェクトレベル調整が可能という事で、ミックスバランスを調整する事も出来ますし、ディレイかリバーブどちらか一方を使用する事も可能です。
加えて、フットスイッチを長押しすると”フリーフォールモード”になります。
これは、スイッチを踏んでいる間、残響を自己発振/リピートさせ、壮大な空間演出を産み出すモードです。
このモードには、エフェクトが発振に到達するまでの時間をコントロールする機能もついています。(内部トリムポットによる調整)
ペダル全体のFX LEVEL調整(これも内部トリムポット)機能も搭載した「DAY DREAMER Echo-Reverb」。
拘りの残響/音色がシンプル操作で扱える、実戦的な魅力を感じるペダルであると思います。
本機は、トゥルーバイパス仕様。
ACアダプター駆動にのみ対応。乾電池駆動不可の製品です。


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