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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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Les Paul 2017 【Gibson USA】

 早や今年もこんな時期になりました。

 既に海外サイトでは、ぽつぽつと新ラインナップの概要が紹介され始めていたGibson 2017年モデル。

 昨年同様、Gibson公式サイトでの発表よりも先に、幾つかのニューモデルが各楽器店に並び始めております。


 本日はその中から、Gibson永遠不変のメインストリーム、Les Paulモデルを見て行きたいと思います。





Gibson USA / Les Paul Standard 2017 T Bourbon Burst 【2017モデル】《ケアキットチューナープレゼント/SET79010》


 ピックガードレスが基本となった王道モデル、「Les Paul Standard 2017 T」。

 伝統のマホガニーボディ&ネック。

 トップに”AAA flamed maple”があしらわれた豪華なルックスが自慢です。





Gibson USA / Les Paul Standard 2017 T Bourbon Burst 【2017モデル】《ケアキットチューナープレゼント/SET79010》


 ボディには、適度な重量を実現する為のウルトラモダンウェイトリリーフ加工が施され、ネックは非対称スリムテーパープロファイル。

 ローズウッドの指板はコンパウンドラディアス仕様。

 王道のスタイルと現代的な仕様の共存する新時代のLes Paulモデルとなっております。


 ピックアップは、Alnico Vの”Burstbucker Pro”。

 ボリュームとトーン、4つのポット全てがPush/Pullスイッチになっており、前後ピックアップのコイルタップとピュアバイパス、フェイズそれぞれの操作が可能。

 派手な改良ではありませんが、サウンドバリエーションを広げる実用的な新仕様と言えるかと思います。


 ペグはGROVER製ロック式になっております。





Gibson USA / Les Paul Classic 2017 T Gold Top 【2017モデル】《ケアキットチューナープレゼント/SET79010》


 続いて、昨年は定番ラインナップに登場しなかったClassicモデルの復活。

 ”Standard”モデルと同じくウェイトリリーフ(こちらは9 hole)の施された「Les Paul Classic 2017 T」。


 こちらのGold Topは、トップにA-gradのプレーンメイプル材を使用。

 定番のピックガードが装着されたスタイルで、ゼブラカラーのオープンコイルピックアップが特徴的。(Alnico II、’57 Classic。リアは’57+)

 こちらもチューナーはGROVER製ロック式。


 ロック式にスリムテーパーネックなどモダンな仕様でクラシックとはこれ如何に?と感じる部分もありますが、これがGibson Les Paul Classicのスタイルです。





Gibson USA / Les Paul Traditional 2017 T Heritage Cherry Sunburst 【2017モデル】《ケアキットチューナープレゼント/SET79010》


 そして、ウェイトリリーフ嫌いの方への大本命。「Les Paul Traditional 2017 T」。

 肩に食い込むストラップをものともしない漢の為のLes Paul。

 (かと言ってウェイトリリーフモデルもそれほど軽くはありませんが)


 Traditional 2017は、定番のクロームカバー仕様のBurstbuckerを搭載。ペグはクルーソン。

 ネックプロファイルはしっかりとした握り心地のラウンド仕様。

 古き良き時代のレスポールに思いをはせる、拘りのモデルとなっております。



 さて、ここにStudioモデルを加えたLes Paul 2017ラインナップですが・・・ある重要なパーツが搭載されていない事にお気づきでしょうか?





Gibson USA / Les Paul Studio 2017 T Ebony 【2017モデル】《ケアキットチューナープレゼント/SET79010》


 そう、どのモデルにもトグルスイッチプレートがございません。


  後でどうにかなりそうなポイントではありますが、レスポールの定番スタイルとしては欠かせないパーツだと個人的には思うのですが・・・。

 気にしない方は気にしない、しかし、気になる方はすごく気になるポイントかもしれません。


 大改革を試みた2015。

 より仕様面を煮詰め、ハイパフォーマンスシリーズなど選択の幅を広げた2016。

 それに比べると一見おとなしそうな2017年モデルでありますが、これまでの改良点とその結果をも踏まえた、洗練された姿であるとも見ることが出来ると思います。


 2017年度も興味深い製品が登場予定のGibson USA。

 やはり来期も目の離せない存在となりそうです。





Gibson USA / Les Paul Studio 2017 T Wine Red 【2017モデル】《ケアキットチューナープレゼント/SET79010》




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ギタリストのお勉強53

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その53。


 前回は、基礎的な音楽理論を活用した作曲という内容でしたので、それに付随するコード進行の考え方として”終止”(ケーデンス/カデンツ)について今一度振り返ってみたいと思います。


 終止形などとも言われるコード進行の考え方は、よく文章表現になぞらえて句点や読点のようなものであると説明されます。

 各コードの持つ機能を活かし、曲の展開に抑揚をつける。

 作曲したメロディに対して、協和するコードを当てはめて行くだけでもある程度曲にはなりますが、曲全体の構成としての流れやリズム感、ダイナミズムを与えてやることで、より印象深い作品に仕上げようとする訳です。

 つまりは、思い描いた曲を表現する上で非常に大切な要素であります。


 まず、コード進行で抑揚をつける為に必要な考え方として、ダイアトニックコードと各コードの機能性について熟知していなければなりません。

 このあたりは、以前の記事を参考にして頂きたいです。


 各コードの持つ機能(トニック・サブドミナント・ドミナント)を活かして曲に抑揚を与える終止形。其のうち、もっとも代表的なモノは2種類。


Kad.jpg

 一つは、ドミナントコードからトニックコードへと移行する流れ(正格終止)。

 もう一つは、サブドミナント→ドミナント→トニックへと移行する形です(完全終止)。


 この二つは、文章表現の中の句点(。)に相当する、強い解決になります。


 次の二つも句点の様な役割で使われますが、上記二つに比べやや弱い終止感。


Kad2.jpg

 サブドミナントからトニックへ移行する形(変格終止)。

 これは、讃美歌の終わりの部分に使われているので”アーメン”終止などとも呼ばれる形です。


 そしてもう一つのパターンが、ドミナントから主和音以外のトニックコード(代理トニック)へ移行する偽終止。

 ハ長調で考えるならば、ドミナントコード”G”から主和音以外のトニックコード”Em/Am”へ移行する流れです。

 これは、”偽”終止というだけあって完全な句点とはなりませんが、一応終止の形とされています。

 ドミナントコードからのトニックへの解決要求をはぐらかし、次の展開を促す組み合わせです。

 ドミナント→代理トニックから転調していくケースも考えられます。


 続いて、読点のような役割の半終止。

 これは、ドミナントコードが挟まる事によって生まれる切れ目。

 自然とトニックへ繋がるケースが多いので正格終止との差が分かりにくいですが、小節の終わりやパッセージの終わりなどにドミナントコードを持ってくることにより読点の様な役割を持たせる考え方になります。


 以上、代表的な終止形の形ですが、コードの機能性や基本的なコード進行の形を覚えている方には既に見慣れた形ばかりであると思います。

 しかし、終止の形、その意味を念頭に置きコード進行を創作する事で、作曲上より新しい展開のアイディアを生み出すことが可能であると思います。

 更に、この基本的な終止形を逆手に取り、意外な展開のパッセージ+コード進行などというものも生み出せる筈です。

 メロディーとの協和はもちろん大切ですが、意外な展開をみせる楽曲というのも魅力的なものだと思いますので、色々と試行錯誤してみるのも面白い作品になるのではないかと思います。





Paul Reed Smith (PRS) / SE Carlos Santana Standard Faded Tortoise (FT)




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アコースティックなのにエフェクト搭載【YAMAHA】

 伝統ある国内ブランド「YAMAHA」から、なんとも驚きのエフェクト搭載型アコースティックギターが発売になります。

 YAMAHAの開発した”トランスアコースティックギター” 「LL-TA VT」です。





【新製品】 YAMAHA / LL-TA VT(ヴィンテージ・ティント) LLTA 【Trans Acoustic】《11月11日発売予定/予約注文》


 ベースとなっているのは、YAMAHAの高級アコースティックモデル「LL16ARE」。

 ですので、見た目はアコースティックギターそのもの。

 独自技術”A.R.E”(※)が注入された、アコースティックギター単体として見ても立派な品になります。

 ※ 「Acoustic Resonance Enhancement」。新品でも長年弾きこんだかのような、素材の経年変化を再現する技術。





【新製品】 YAMAHA / LL-TA VT(ヴィンテージ・ティント) LLTA 【Trans Acoustic】《11月11日発売予定/予約注文》


 何よりこの新型「LL-TA VT」の目玉機能は、既にピアノ製品『トランスアコースティックピアノ』に導入されているYAMAHA独自の技術「TransAcoustic」を応用した技術により、ギター単体でコーラスやリバーブの効果が得られるという驚きの機能が搭載されている点です。




【新製品】 YAMAHA / LL-TA VT(ヴィンテージ・ティント) LLTA 【Trans Acoustic】《11月11日発売予定/予約注文》


 具体的な仕組みとしては、弦などの振動を電気信号に変換してエフェクト処理し、ボディの内部に設置したアクチュエーター(加振器)に伝え、加振器がギター全体を振動させるという方式。

 つまり、プリアンプを介してのライン接続などではなく、アコースティックギター”単体”でエフェクト効果が得られるという、半ば夢のようなシステムなのです。





【新製品】 YAMAHA / LL-TA VT(ヴィンテージ・ティント) LLTA 【Trans Acoustic】《11月11日発売予定/予約注文》


 エフェクト操作は、本体側面にあるダイヤル型コントローラーにより行います。

 三つあるダイヤルノブにより、トランスアコースティックモードのON/OFFとコーラス、リバーブのかかり具合を調整。

 非常にシンプルに纏められており、演奏中のアクセスも容易になっている印象です。

 小さなノブが三つ付いているだけですので、この部分を見てもよもやエフェクトが搭載されているなどとは想像出来ない感じでもあります。





【新製品】 YAMAHA / LL-TA VT(ヴィンテージ・ティント) LLTA 【Trans Acoustic】《11月11日発売予定/予約注文》


 エフェクト搭載という事で当然電源も必要になりますが、これには単三乾電池により対応。

 アコースティックギター本来の鳴りを阻害しないよう、エフェクターノブ含め電装類はシンプルで最小限になる様工夫されております。


 ラインアウト端子も搭載していますので、アンプやプリアンプ機器に接続することも可能です。

 しかし、ギター単体でエフェクト処理が可能ですので、他の音楽機器は極最小限で済むのではないかとも考えられます。




 動画を見ても何が起きているのかいまいちピンとこない感じが致します。

 アコースティックギターという先入観からか、プロモーションビデオ的に捉えてしまうからでしょうか。

 音響処理や映像加工が出来てしまう動画で見るよりも、実際に実物を体感する方が衝撃的に感じるかもしれません。


 ともかく、これぞ驚愕のアコースティックギターと呼べる様な「LL-TA VT」。

 今はまだ高級モデルのみですが、何時かは入門機種などにもこのシステムが搭載されていってくれたらば良いなと期待が膨らみます。


 エフェクター搭載型アコースティックギターYAMAHA「LL-TA VT」、発売は11月11日の予定です。





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