複数のエフェクトを内蔵した「
Keeley Electronics」の複合機、”Keeley Workstation”シリーズの新作が発売になりました。

ファズ、テープエコー、4種のモジュレーションを搭載したペダルユニット、keeley 「Dark Side」です。
この新型、これまでのWorkstationと少し違うのは、ある有名アーティストのサウンドをイメージしたユニットになっているという点です。
そのアーティストとは、変幻自在なエフェクター活用で有名な英国バンド「Pink Floyd」のギタリスト「デヴィッド・ギルモア」。

「Dark Side」は、彼の生み出す幻想的なサウンドを目標に開発された製品になるようです。
”ギルモアトーン”などとも言われる多彩で幻想的なサウンド。
ファズ部には、その核とも言えるBig Muff系のクラシックな回路が組み込まれています。
これには、ミッドレンジをコントロールする3点スイッチ式のイコライザーが装備されています。
FLAT/FULL/SCOOPの内から一つのモードを選択して利用可能です。
(本体右下、FUZZ On/Offスイッチ上のトグルスイッチ)

そして、Pink Floydと言えばその使用が有名な、Binson ”
Echorec”を再現したエコー/ディレイが組み合わせられています。
ディレイ部は中断左端のロータリーノブにより、4つの再生テープヘッドの組み合わせを12種類から選択する方式。
四種搭載のモジュレーション部は、フランジャー/ロータリーシミュレーター/フェイザー/ヴァイブを搭載。
ただし、ディレイとモジュレーション、計5種のエフェクトの中から1種類を選択して使用する方式になります。
(左下MOD On/Offフットスイッチ上の3点トグルスイッチにより選択)
ディレイ+モジュレーション等の使い方は出来ません。
本器は、エクスプレッションペダルによるリアルタイムコントロールにも対応。
ギルモアトーンを求めようとすれば、かなり多くのエフェクターが必要になるはずですが、それを一台で何とかしてしまおうと言うこの発想。
Keeleyのクォリティーがあればこそ実現可能なアイディアとサウンドであると思います。
複合機ですので、乾電池による駆動は出来ません。
9V ACアダプター(別売り)により電源供給を行う必要があります。


楽天市場
- 関連記事
-
スポンサーサイト