ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ70回目。
今回はシンプルで格好良いロックらしいリフを使った練習課題です。

上記は、先ごろ再結成を果たしたある日本の有名バンドが過去にリリースした曲中に使われているフレーズを簡単にしたものです。
内容としては、パワーコードが徐々に低いコードへと移行しながら、4フレットと5フレットを使った同じリフが繰り返されるフレーズです。
TAB譜を見た限りでは、然程難易度が高くないように思えるこのフレーズですが、実際に演奏してみると意外と上手く行かなかったりするものだと思います。
4フレット、5フレットのフレーズは、弦2本を使った五度の転回(4度)、ロックギターではお馴染みの和音。
人差し指でも薬指でも、各々が弾きやすい形で押さえる事が出来ると思います。
もう一つはパワーコード(五度コード)。
これもロックギターの定番コードですので、一つ一つを押さえる事は簡単でしょう。
上記フレーズに使われているコードフォームは抑えるのが簡単なこの二つだけです。
なのに何故、こういったフレーズが意外と難しかったりするのか。

これはもう単純に、簡単なコードとは言えども”コードを押さえる”という事ばかりに意識が向いてしまうとミスが起こりがちなものなのだと思います。
五度コードと五度転回を行ったり来たりするフレーズですので、その行きと帰りが結構重要であったりします。
つまり、しっかりとした”ポジションの移動”、これを頭に置いてやることでかなりミスが減らせると思います。
こういったフレーズ/リフというものは、いろいろな組み合わせや形はあれどロックギター全般にみられるものです。
単純そうに見えて実際に弾いてみるとミスが多いなどと感じる事があれば、ポジションの移動を意識した上でチャレンジしてみるとミスが減らせる事が多いかと思います。
意識することで自然とポジション移動に関しても鍛錬になると思いますので、いろいろなパターンを練習してみると良いかと思います。
さらに、上記のようなフレーズをミュートを意識しつつコードストロークの様に弾くのか、最小限のピッキングのみで弾くのか等、アプローチを変えて練習してみるのも良い練習になると思います。

Sterling by MUSICMAN / S.U.B SILO3-TBS/R

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