革新的なデザインと設計で知られるスイスのギターブランド「Relish」の製品が石橋楽器さんに入荷しています。

Relish / Snow Jane 【S/N 2124】
柔らかなタッチとエレガントなデザインが異彩を放つ「Relish」製品。
まずは高級モデル「Jane」。
そのお値段、約65万円(税抜)の品です。
独特なボディデザインとなめらかなカーブを描くトップが印象的なモデルでありますが、背面を見ると更に驚かされます。

Relish / Snow Jane 【S/N 2124】
背面もアーチドバック仕様なのは見てお分かり頂けると思いますが、どうにも不思議な造形。
非常に大きなバックパネルの様なものが確認出来ます。
このバックパネル。開ける際にドライバーなどの工具を一切必要としないマグネット固定式であります。
中を開けてみると更に驚き。
内部は中空になっており、メインフレームとして削り出したアルミ素材が姿を現します。
つまりは、アルミフレームに対してトーンウッドで挟み込んだホロウ構造。
本製品では7プライのアッシュをトップとバックに使用しています。

Relish / Snow Jane 【S/N 2124】
側面をよく見るとアルミフレームをトーンウッドで挟んだ構造だと言うのが確認出来るかと思います。
背面から見た姿はセットネック構造に見えますが、実際はアルミフレームにボルトで固定したボルトオンジョイントです。
更に珍しいのは指板素材。
なんとバンブー(竹)を指板素材に利用しているそうです。

Relish / Snow Jane 【S/N 2124】
加えて、この「Jane」モデルにはピックアップセレクターらしきものが搭載されていません。
ではピックアップセレクトはどうするのか?と言えば、なんとタッチセンサー式になっております。
軽く触れるだけという画期的なシステム搭載なのであります。
さらに内部ではピックアップの接続にRFコネクタを利用するなど、メンテナンスのし易さ、パーツ交換のし易さが考え抜かれた仕様・設計となっております。

Relish / Shady Wood Mary 【S/N 3112】
続いて、お値段約28万円(税抜)のRelish 「Mary」モデル。
「Jane」モデルと比べると若干エッジの聞いたボディトップデザイン。
しかし、こちらも驚くべき構造を持ったモデルとなっております。

Relish / Shady Wood Mary 【S/N 3112】
「Jane」モデルと違い、大きなバックパネルは見えませんが、実はボディバックが丸ごと取り外せる構造になっています。
バック材を取り外すとアルダー材によるセンターフレームが姿を現します。
つまりこちらは、アルダー材フレームを圧縮材のトップ&バックで挟み込んだホロウ構造。
こちらもバック材は、ツールフリーのマグネット固定方式です。

Relish / Shady Wood Mary 【S/N 3112】
「Mary」モデルは、1Volume、1Tone、3wayセレクターという仕様。
こちらもバンブー指板採用です。
基本的に全てのモデルがステンレスフレット採用。
革新的な構造とメンテナンスのし易さ、ソリッドギターとセミアコースティックの良さを併せ持つ新発想のエレキギターだと感じる品々です。
常識を打ち破るとは簡単に言われるものですが、実際にここまでの品を作り上げるのは相当大変な挑戦だったのではないかと感じるRelish製品。
様々なアイディアを注入した部分もそうですが、そのボディデザインも大変魅力的な逸品であると思います。

Relish / Snow Wood Mary 【S/N 3057】

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