ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ78回目。
今回は右手コードストロークの技能向上。その為のちょっとした練習方法です。
ですので今回はフレーズ的なものはありません。

まずは、基本的な8ビートのコードストロークから。
何かしらのコードを押さえながら練習しても構いませんが、右手の動きに集中する意味で全弦ミュート/ブラッシングの状態で進めて行きたいと思います。
テンポはお好みで。
但し次の段階がありますので、あまり早いテンポで始めないようにしておいて下さい。
初心者の方は、これさえ安定しないかもしれませんが、それも
練習次第です。
単音弾きでもコードストロークでも、右手を安定させたり手首を活用したりと共通する部分があります。
上手く行かずとも焦らずに、単音弾きもコードストロークも右手動作の修練を積むことが肝要です。
この単純なコードストロークの練習も他の練習同様メトロノームやリズムマシンを使って練習することが望ましいです。
一定のリズムに合わせるという練習は、右手動作の安定感を増す為の良い筋力増強トレーニングでもあります。
マイペースのみでの練習だけでは、身体能力の不足などでリズムがヨレたりします。(筋肉がつかれると自然と動きのペースが落ちたりする為)
リズムマシンなどに合わせようという意識をもって取り組むめば、おのずと肉体強化につながるという訳です。

さて、ここからが今回の本題。
先ほどの単純な8ビートから、途中に16分音符を挟みます。
すなわち、途中で一旦右手の動きが倍速になるという事です。
そうだからと言って、右手を早く動かそうとするあまりでたらめな動きになってしまっては問題です。
8ビートのコードストロークと同じ動きで速度だけを上げ16分を刻み、そしてまた8分刻みへ。
この緩急あるストロークを上手にこなせる様練習するだけです。
練習するだけと簡単に言っておりますが、これも初めはなかなか難儀するものだと思います。
時にはよりテンポを落とし、動きの確認。
さらに肉体的な修練と割り切っての限界近くでの反復練習など、地道な努力が必要な課題であると思います。
しかも、ある程度満足行く右手動作が出来る様になっても、長く継続して弾ける様務めたり、さらにテンポを速くしての試行など、かなり長い期間の練習を要する課題になるかもしれません。
しかし、そうした努力を続ければ、コードストロークの時だけではなく単音弾きの際の安定感にも繋がるという有用な練習にもなります。
単純な動作練習というものは普通あまり面白く無いものと感じるものだと思いますが、その意味を考え、目標をもって取り組むと意外な面白さが見つかってきたりもすると思いますので、丹念に取り組んでみることをお勧めします。
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