ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ79回目。
今回は左手ミュートを上手く操る為の練習フレーズです。
練習するのはこんなフレーズ。

毎度の様に至極簡単。利用するのは六弦のみ。
しかも、開放弦を利用するので、押弦動作は致しません。
これをお好みのテンポで構いません。六弦開放→六弦開放→ミュートした六弦→ミュートした六弦・・・と繰り返し弾いていく練習です。
ミュート動作の修練が目的ですので、ピッキングに関しましては単音弾きでも構いませんし、カッティングの要領で弾いてみても構いません。

一応、具体的な左手の動きを確認してみますと、基本的に弾く事の無い五弦~一弦は左手人差し指で予めミュート。
その状態から六弦を弾き、ブラッシング部分では人差し指はそのまま、中指や薬指で六弦に触れミュートを行うという方法になるかと思います。
指の使い方そのものは左程難しいものでは無いと考えられます。
しかし、このフレーズをリズム良く継続して演奏していくとこのミュート作業がなかなか難しいものであったりもします。
もちろん、右手ピッキング動作が確実に行えている事が大前提でありますが、リズム良く六弦開放とブラッシングを続けて行くには左手の動きの正確さが求められます。
ミュート動作が早すぎてしまったり、逆に開放弦を弾くタイミングでミュートの指がやや残ってしまったりとなかなか難しいものであると思います。
ですが、これがしっかり出来ると出来ないとでは聞こえ方は大違い。
上手な方が弾くとこんな単純なフレーズでさえ非常に格好良く、小気味よく聞こえるものであります。
ご存知のように、ミュート動作とは弦を押さえるのではなく、弦に触れるという微妙な力加減を要する技術です。
この、時に速さを求められる微妙な動作の繰り返しは思ったよりも難しいものであると思います。
しかしそれも、通常の押弦動作の延長と考えられる指の動きでありますので、左手指を扱う能力が高ければ問題なくこなせるものであります。
つまりは、通常の押弦や運指能力を向上させる意味でも修練すべき課題である訳です。
こうしたフレーズは左手の動きでリズムを制御するような感覚でもあると思いますが、それも右手動作の正確性があってこそです。
無意識に右手が正確にリズムを刻める様に練習する(ピッキングの練習)という意味でも良い課題になると思います。

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