ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ85回目。
今回はギターフレーズとして良く出てくるバレーコードを使ったパターンの練習です。

使うコードは”C”と”Csus4”。
この二つだけ。
5弦ルートのメジャーコードとしては基本的な形のCコードと2弦5フレットの3度音を半音上げた形の
sus4。
分かりやすく、頻出するコードフォームと言えますが、そもそもがこの単純な形を綺麗に弾くというのも実は難しいものです。
この形のCメジャーコードは、パワーコードの延長とも考えられる形とも言えますが、薬指でセーハする押さえ方は意外と苦労するものかもしれません。
それ自体が上手く行かないという場合にはまず繰り返し丹念な練習が必要かと思われます。
そこからさらに小指を動員する形となるsus4は、当然円滑に小指が動かせる事と小指でしっかりと押弦出来る事が求められます。
大きくコードフォームが変わるのに比べ簡単そうに見えますが、これもまた結構大変です。
この二つのコードを円滑に弾き分け、さらに鳴ってない音が無いよう綺麗に鳴らすのが第一目標。
もちろん、強く歪ませてしまえば多少は誤魔化せるでしょうが、なるべく軽い歪み(もしくはクリーントーン)で鳴らせる様に練習してみると良いと思います。

さて、この二つのコードを使ったフレーズというと上記のような例が考えられます。
どの曲とは言わなくとも何処かで聞いたことのある馴染みのあるパターンだと思います。
sus4は、メジャーでもマイナーでもない独特な響きの和音ですので、コード進行の解決を先に延ばしたり、単調なコード進行に感じる部分に動きを持たせたりと様々な使い方がされます。
理屈を抜きにしても動きのある面白い音感なので、作曲する際等にギターフレーズとしても取り入れ易いかと思います。
なので特にこの形に限らずリズムは自由でも構いません。
要はメジャーコードとsus4の行き来、小指の使い方の練習です。
最終的には、他のコードからCメジャーコードとsus4のコンビネーションへと円滑に弾ける様にするのが目標です。
今一度バレーコードをしっかり弾く練習になりますし、小指の鍛錬にも繋がると思います。
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