本日は新たに日本上陸を果たしたイタリアブランド「LAA-custom」の製品。
日本では初お目見えとなる「LAA-custom」ですが、同ブランドデザイナーの「Carlo Sorasio」氏の生み出した製品は既に日本でも出回っております。

以前「MXR」ブランドより発売になった、「
IL Torino」、「
IL DIAVOLO」といったオーバードライブペダルをデザインしたのが「Carlo Sorasio」氏。
「LAA-custom」は、彼のオリジナルブランドという訳なのです。
そもそも、MXRブランドとペダルを共同開発するきっかけは、有名アーティストの口利きによる縁からだそうです。
有名アーティストに見初められるその実力。
「LAA-custom」製品は、剛健で高品位、プロスペックなペダルを開発しております。

そんな「LAA-custom」製品一つ目は、”81”シリーズとして発売されているブースターペダル。
本体上部に”Bass”と”Treble”の2バンドイコライザーが搭載された、LAA-custom 「ST81 CLASS A POWER BOOST」です。
スタジオ機器で用いられるディスクリート回路やオーディオトランスを用いたプロスペックな一品。
2バンドのイコライザーを搭載することにより汎用性を高めている点が注目されます。
ちなみに本国イタリアでは、BoostノブとColorノブ一つというパターンの「NV81 BOOST」という製品も発売されている様です。

続いても”81”シリーズ。
プロスペックな回路やトランスは上記のブースターと同様。
LAA-custom 「CN81 CLASS A OVERDRIVE」です。
ナチュラルなオーバードライブを生み出す本機には、”GAIN”、”TONE”、”PUSH”という三つのコントローラーが装備されています。
”PUSH”とは少々聞きなれないコントローラーでありますが、Volumeに相当するコントローラーです。
従いまして、オーバードライブの基礎的なコントロールセットという事になるでしょうか。
上記”81”シリーズの駆動電源は9〜18Vに対応。
一般的なセンターマイナスのアダプターにより駆動する製品です。

最後のペダルは、現在「Bon Jovi」のギタリストとして活躍中の「Phil X」のアイディアを元に開発されたというオーバードライブペダル、LAA-custom 「THE FUCK JAZZ OVERDRIVE」。
本機は”DRIVE”、”BOTTOM”、”TOP”、”LEVEL”と少々変わったパラメーターを含む4コントロール。
”BOTTOM”コントロールは時計回りに回すことにより低域の歪みを増す効果が得られるコントローラー。
”TOP”コントローラーは絞る事により高域のカットが行えるコントローラーとなっています。
本体上に見えるミニスイッチは”SHITTY/GOOD AMP”の切り替えスイッチで、これはトランス回路のON/OFFが出来るスイッチ。
「Phil X」は、クランチセッティングのチューブアンプをさらにドライブさせる様な使い方をしているそうなので、使用するアンプによってトランス回路を利用するか否かをセッティング出来るようになっているものと思われます。
チューブアンプにオーバードライブペダルを加えるという使い方で、素晴らしいトーンが生まれるようにボイシングがされている製品になるそうです。
以上、日本上陸を果たした「LAA-custom」製品3種。
ですが、公式にはアンプリファイ製品や他のペダルシリーズ等数多くの製品リリースがされているブランドですので、今後多くの機種が日本にやってくるかもしれません。
有名アーティストが認めるイタリアブランド。
今後の展開にも注目です。


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