本日は不定期記事「おっさんの戯言」。
突然ですが今回は、”私が個人的に大好きな日本人アーティスト”を取り上げてみたいと思います。
まずその日本人アーティストの方というのは、あるボーカリスト。
20年も前に活躍し、その後2000年ごろ引退。
それから10数年、全く活動の噂が聞かれなかったという人物です。

私が今も大好きなその方の名は「福井祥史(よしひと)」氏。
今や大ベテラン。ヴィジュアル系界隈でカリスマ的存在のバンド「D'ERLANGER」(※ インディーズ時代)のボーカリストとして活躍し、その後”気になるギタリスト”としてもご紹介した事のあるギタリスト「
LEZYNA」氏等と「STRAWBERRY FIELDS」を結成。同バンドのボーカリストとしてメジャーデビュー。
ハードなものから幻想的でスケールの大きな楽曲など、数々の名曲、名演を残したボーカリストです。

1993年に「STRAWBERRY FIELDS」が解散を迎えると、95年に元黒夢のギタリスト「鈴木新」氏とロックユニット「VINYL」を結成。再びメジャーデビュー。
鈴木氏のハードなギターに乗せて、福井氏独特のユニークさと弾けるボーカルが炸裂するという、大変魅力的なバンドとして活躍。
その楽曲はテレビ番組にも採用される等し、その活動は福井氏のより飛躍した姿を感じさせるものでした。
しかし、順調に思われたこのバンドも99年に活動停止。
先のとおり、2000年には福井氏の引退発表。
俗にいう”大ヒット”と呼ばれる楽曲は無かったのかもしれませんが、躍動感溢れる歌唱力とそのカリスマ的なボーカルスタイルで多くのファンを獲得していた唯一無二とも呼べるボーカリストであっただけに、この引退劇は非常に驚くべきものに感じられました。
しばらくの間は、何らかの形で復活してくれるのではないかと期待していましたが、それも叶わず。
一夜限りの復活として鈴木氏とライブを行うまでに、12年の時を要してしまいました。
しかし、当然これは一夜限りの復活。
嘗ての様に全国ツアーを行った訳でもありません。
そして、何事も無かったように。また福井氏の姿はステージから消え去る事となりました。

今でも偶に「STRAWBERRY FIELDS」や「VINYL」の楽曲を聞いている私の様な人間からすると、また何時かは本格的な活動を再開してくれるのではないかと期待してしまうものです。
しかし、あれほど有名になったアーティストが引退という道を選んだのですから、そこにはひとかたならぬ理由があったのではないかとも考えたりします。
なれば、復活というのもそんなに簡単な話ではないのかと考えて居たものですが・・・止まった時は再び静かに動き始めます。
2017年。有名ヴィジュアル系バンド「DIR EN GREY」、「京」氏が率いるバンド「sukekiyo」のアルバムに福井氏が参加。
2018年。あるイベントへの参加を要請されたのを切っ掛けに福井氏と鈴木氏の競演が実現。
そしてなんとそのまま、福井祥史氏をボーカリストとする新バンド結成という展開へとたどり着いたそうなのです。
新しいバンドの名は「SYNCHRONIC ADDICTIVE SCREAMING FISHES(S.A.S.F)」。(
公式サイト)
ヴォーカルは復活の福井祥史氏。ギターは鈴木新氏と「VINYL」コンビ。
ベースは大物との共演や数々のバンドで活躍してきた女性ベーシスト「AZUSA」女史。
ドラムは「STRAWBERRY FIELDS」の「SHU-KEN」氏とスーパースター揃い。
既に、今年9月に渋谷La.Mamaでライブも行ったそうです。
このライブ以前に大久保で行われたライブの模様は、既にファンの方がYOUTUBE(S.A.S.F
Youtube検索)に上げていらっしゃいました。
そこに映し出されたのは、衰え知らずの叫びを轟かせる福井氏の姿。
まさに長年夢見た瞬間がそこにありました。
最近では、往年の人気バンドが長い時を経て復活ということも多くなって参りました。
それ自体、私の様なオールドファンには大変嬉しいことなのでありますが、いかんせんこのまま長く続けて行ってくれるのか?という不安は付きまといます。
今はただ、少しでも長く福井祥史氏に活動を続けて行って欲しいと願うのみです。
欲を言えば、新曲やニューアルバムなどもリリースして頂ければ・・・
無論、買わせて頂くつもりでいます!
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