「
Leqtique」ブランドが開発を進めて来た”モダンハイゲインディストーション”の形。
2013年に発表されたLeqtique 「
9/9」を皮切りに、開発が進められてきたこのシリーズは「
10/10」を経て、遂に新作「11/11」へと到達しました。
ちなみにこの試みは「12/12」までの計4機種が揃う計画になっているそうです。

Leqtique / 11/11【S/N #59】
新作「11/11」は、「9/9」や「10/10」に採用されていたDMOSFETをベースにした回路ではなく、「Roger」で培われたPowerICによる多段回路アイディアを元に制作されたものになるそうです。
これにより、これまでのシリーズモデルよりも”真空管ライク”性質を備えたディストーションになっております。
また、モダンハイゲインの名に恥じぬウルトラハイゲインを実現している事はもちろんなのですが、ギターのボリュームコントロールと組み合わせる事で”実用的な”クリーンサウンドまで操れてしまうという、幅広い対応力を発揮するペダルに仕上がっています。

Leqtique / 11/11【S/N #59】
搭載されるコントロールノブは、大きな物が3つに、小さなノブが一つ。
大きなノブは、”Volume”に”Gain”、そして図太いローエンドをコントロールする”Bottom”。
そのBottomコントローラの隣にある小さなノブは”Edge”コントローラーという構成。
この”Edge”コントローラーは、かなりエッジーなレベルまでもサポートしており、それはカット方向にも同様。
非常に幅広いイコライジングを可能とするコントローラーになっています。
さらに、内部にはMid-Cutを搭載しており、自在な音色作りこみに対応する品となっております。
チューブライクな性質を持ち、クリーンからウルトラハイゲインまで対応する多様性。
サウンドの作りこみに関しても実に幅広い、万能型のモダンハイゲインディストーション。
これ以上の贅沢な仕様はなかなか無いのではないかと思える、期待の新作であると思います。

Leqtique / 11/11【S/N #59】

石橋楽器店
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