ここ数年、各社・各ブランドから発売されている
自作ケーブルキット。

ソルダーレス(はんだ不要)で、自分のペダルボードシステムに合った長さのパッチケーブルが自作出来るという大変便利な品ですが、今度は電源供給用の”DCケーブル”を自作出来るというキットが「
Free The Tone」から発売になります。

11月21日に発売予定のFree The Tone 「SLK-DCL-6」は、”簡単、安全、高耐久”を売りとするソルダーレスDCケーブルキットです。
確かに余分なケーブル長が邪魔になるのは、パッチケーブルだけではありません。
DCケーブルも長すぎたりすればペダルボード内をごちゃごちゃしたものにしてしまいます。
ペダルボード内にエフェクターを配置し、丁度良い長さのパッチケーブルを自作したのであれば、DCケーブルもまたぴったりとした長さの物に合わせたいと思うのも自然な事でしょう。

セットには、3m分のケーブル(CU-416)と電源に接続するプラグ(SL-21DCL)が6個付属。(付属プラグはセンターピン直径φ2.1mm)
つまり、3本のDCケーブルを作成出来るセットとなっております。

ですが、プラグのみの別売も行われますので、セットのケーブルが余れば、プラグを買い足してさらにもう数本作製することも可能でしょう。

セットと同時発売のプラグ「SL-25DCL」はセンターピン直径φ2.5mmに対応したプラグ。
「SL-21SC」は、センターピン直径φ2.1mmのプラグ同士を繋ぎ、ケーブルを延長するために使用されるアタッチメントです。

このDCケーブルセットに採用されている「CU-416 CABLE」は、Free The Toneの自作パッチケーブルキットにも採用されている太めのしっかりとしたケーブルです。
安全面での性能はもちろん、送電ロスを極限まで減らし、外来ノイズの影響を防ぐ性能を有する物です。
特にハイゲイン環境などでは、こうしたDCプラグやDCケーブルからノイズを拾ってしまう現象というのも結構な問題となりますので、そうしたトラブルを防ぐ目的としても優秀な製品になるのではないかと思います。

ちなみに最近、「PLANET WAVES」ブランドからも、こうした自作DCケーブルキットが発売になりましたが、こちらの場合は如何にもDCケーブルと言った感じの細めのケーブルを採用しています。
通電テスターやドライバーなどがセットになっているのはお得な感じが致しますが、ノイズ対策という点では今回のFree The Tone製品の方に軍配があがりそうです。
自分のシステム専用のケーブルが作れてしまう自作キット。
つまりは、カスタムメイドケーブルと言う事になりますので、既製品よりは少々お高く付く品ではありますが、その性能の高さや不意のシステムトラブルを防ぐ意味などを考えれば、導入する意味が大いにある製品だと思います。


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