日本のエレクトリックギター製造のパイオニア、「
Guyatone」。
国内初のエレキギター開発に始まり、多くのエフェクトペダル製品をリリースするなど、名門と呼べるブランドであります。
しかし、残念なことに製造元の「東京サウンド株式会社」は2013年に事業停止。
「Guyatone」ブランドも既に過去の品となってしまっています。

自然と、市場に残る中古品にはプレミアが付く事となり、名機と呼ばれる多くの品々が今や手に入り難い貴重な物となってしまっています。
ですが今年4月。
なんと「Guyatone」の新作ペダルが発売になるというニュースが飛び込んで参りました。

新作の名は「CB(Cooler Booster)u1」。
Guyatoneマイクロシリーズより発売されていたクリーンブースター、「CB3」のコンセプトを継承したブースターペダルです。
どことなく往年のGuyatoneペダルを思わせる小さめな筐体。
そこには確かにGuyatoneの文字が刻まれています。
東京サウンド無き今、どうしてGuyatoneが存在するのか?という話でありますが、どうやら現在はアメリカのビザールギターコレクターである「demontguitars」ブランドがその権利を持っているそうでありまして、”アメリカ生まれのGuyatone製品”ということになるそうです。
言わば、Guyaファンがその夢を受け継いだ形のペダルと言えるでしょうか。

「CBu1」は、現代的仕様とも言えるトゥルーバイパスに対応しています。
ただし、中央のスイッチにより”Level”コントロールの利く”Active”バイパスモードも搭載していますので、この辺りが特徴的と言えるかと思います。
”GAIN”、”TONE”コントロールと共に、”M-OUT”コントロールも備え、積極的な音作りを可能とするブースターと言った印象です。
筐体はアルミ製。
フットスイッチは”スムーススイッチ”を採用しています。
開発元の「demontguitars」では、Guyatone名義のオートワウペダルなども開発している様です。
一度はもう見れなくなるかと思われたGuyatoneブランドの新製品。
これからまた、新たな歴史を刻んで行く事となりそうです。


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