ギターにまつわるちょっとおもしろいグッズ。
今回のおもしろグッズは、近頃日本に入って来ました、新しいタイプの”ギターピック”製品。

開発したのは、オリジナリティ溢れるアコースティックモデルを生産するカナダブランド「Riversong Guitars」。
そんな、カナダ産木材に拘るこちらのブランドが開発したギターピックがこちらの「Wooden Guitar Pick Original」です。
中央にメイプルリーフを象った穴あけ加工の施されたギターピック。
もちろん素材はカナディアンメイプルが使用されているものなのですが、単なる木材ピックとは一味違います。
なんとこちらのピックは5層構造。
表裏にマイラー(※)フィルム、そして中心部のPET素材をカナディアンメイプル材で挟み込んだ構造になっております。
※ デュポン社の開発したポリエステル系フィルム素材。絶縁素材として幅広く利用されています。
簡単に言えば、プラスチック(ペットボトルのリサイクル素材)を天然木でサンドイッチした構造になっているのです。
異素材多層構造のピックというのは聞いた事がありますが、プラスチックと木材の組み合わせというのは初めて目にするものかもしれません。

肝心なのはこれがどういう効果を生み出すのか?という部分ですが、木材を使った多層構造にする事で一般的なプラスチック由来の素材のものよりもしなりが少なく、それでいて中心部にPET素材を配する事で木材のみのピックよりも割れや欠けなどが起こりにくくなっているとの事。
そして、木材ピックの良さであるピッキングノイズを抑える効果も見込め、指弾きの様なタッチも得られるものなのだそうです。

こうして利点を挙げれば良いこと尽くめな品でありますが、細やかな音色の違いやタッチに拘るギタリストの方々には実際に使ってみて頂いて合うかどうかを判断して頂く他ありません。
ただ、画期的アイディアの込められた品であることには間違いありません。
今のところ、形状はティアドロップ型一種のみ。
厚さは”0.46mm”,”0.6mm”,”0.8mm”,”1.0mm”と4種類が発売になっています。
木や石など、一般的な自然素材ピックと比べると1枚400円と意外とリーズナブルなのも嬉しいです。
自然の生み出した素材と人間の生み出した素材の融合。
そういった意味でも大変面白い製品なのではないかと思います。


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