知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。
先週の
定番フレーズの方で、ペンタトニックフレーズに簡単に彩を加える方法というものを練習しましたので、今回はそれに続く小技。
単純なスケールを使ったフレーズに彩を加えるべく、異弦同音を使ってみるという内容です。

まずは簡単なペンタトニックスケールを使ったこのフレーズをご覧ください。
特別なリズム/譜割の工夫をしない限り、ただ音程を行ったり来たりになってしまうのがペンタトニックフレーズの悩みどころです。
結果、毎度どれも似たようなものになってしまいます。
そこで、上記フレーズの場合には、音程を変えず連続する音符が挿入されています。
フレーズ内に同じ音程が続くというだけですが譜割りの工夫とも言えます。
単純ですがこれが結構効果絶大。
これだけでつまらない上行フレーズがそれらしいフレーズに変わる場合もあります。
ただ、これだけでは少々味気ないと感じるのも確かです。
そこで、今回の小技。
異弦同音を使ってみたのが次のパターンです。

連続する音符部分を別の弦で弾いてみるとこうなります。
五弦3フレットを2回弾くのではなく、次は音程的に同じ六弦8フレットへ。
六弦8フレットを弾く際には自然とスライド気味になると思われますので、そうした意味でもフレーズに彩が加えられると思います。

同様にこんなフレーズ。
最後の部分で同じ音程を2度鳴らす場面。
ここを異弦同音に変えてみます。

運指の運動量は若干増えますが、こうするだけで単純なフレーズにそららしいニュアンスが加わると思います。
スライドが苦手だという方は少々手こずるかもしれませんが、それも練習。
フレット移動をほとんど含まない最初の演奏よりも、見た目的にもさもギターを操っている感が出るのも利点?かと思います。
こんな小さな工夫でフレーズに彩を与えられるのですから使わない手はありません。
フレーズを考えるのが苦手という方でも、こうした工夫を試しているうちに良いフレーズ案が浮かぶ事もあると思います。
異弦同音を辿りながら、色々と遊んでみるのも良いと思います。
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